車には当たりはずれというものがあります。同じ車種であっても、故障しない車。新車で買ってすぐに壊れてしまう車。
もちろん壊れる度合いというのは、昔に比べれば断然に減ってきたのは確かです。しかし、まだ新しいのに壊れたの?というケースがまだまだ見受けられるのも事実。
本日はそんな故障の話です。
新車登録を平成28年の3月にしたNDロードスター。
4年半経過したことになります。このNDロードスター、平成28年当初は出たばかりの車種でした。よく出たばかりの車はトラブルが多いという話は聞きます。
モデルチェンジを重ねるごとに熟成されて、故障が減っていくのも本当です。初期ロットのオーナーたちは、故障より誰よりも早くその車に乗りたいという気持ちで購入しているわけです。
このNDロードスターもそうです。初期ロットなのかたまたまなのかはわかりませんが、珍しい故障を経験しています。
目次
パワーウインドウが動かなくなったロードスター
新車の保証は一般保証と特別保証に分かれます。一般保証は3年で切れてしまうので、走行上重要なところ以外は保証が切れるということになります。
まず、パワーウインドウがこわれました。最近めっきりパワーウインドウの故障って減ったんです。本当に1年に1回遭遇するかどうか位の頻度の故障。
ロードスターは壊れてしまいました。
原因はレギュラーター内部で錆が発生して動かなくなりました。
保証も切れていたので部品を買って自分で直しました。
今どきパワーウインドウのレギュレーターが壊れるなんて珍しいなぁと思いながら修理したのが去年の8月でした。
続いて壊れたのがエアコンです。
エアコンが効かないと事で、見てみたらガスが少ない。
ええ?このタイミングでエアコンまで壊れちゃうの?と思いながら、漏れている箇所が分からないので蛍光剤を流し込みました。
エアコンのガスが抜けると、どこから抜けているか特定しないといけないので、まずは蛍光剤を流し込みます。
そしてしばらく使ってもらって、次回効かなくなったらガスがどこから漏れていたのか特定できるという事です。
ロードスターのエアコンガス漏れはコンデンサからだった
故障にも負けず、ロードスターは走り続けます。
そういえば、蛍光剤を流してから1年経過したなぁと思い、どこからガスが漏れているのか診断しに行きました。
ブラックライトを照射すると、蛍光剤が漏れ出しているところが光って反応します。
それでどこから漏れているか特定ができる仕組みです。
果たしてNDロードスターのエアコンガス漏れはどこから起きているのか?一番いやなのはエバポレーターです。室内のインパネ回りはあまり分解したくありませんから。
ナンバーを外して外回りから確認すると、ブラックライトを当てるまでもありませんでした。
それでも一応当ててみると
どうでしょう?左下のほうが緑に光っているのがわかります。
蛍光剤入りのガスがそこから漏れている証拠です。
つまりロードスターのエアコンガス漏れはコンデンサからということになります。コンデンサの交換であればフロントバンパーと必要ならラジエターを外せばオッケーです。
部品代はまだ調べていませんが、修理しやすい箇所でよかった。
それにしても3年弱で何故漏れる?
まあこのロードスターの場合、高速走行をかなり繰り返しています。遠出が多いので、そのほとんどが高速道路をつかっているので、スピードレンジが高い。
大きな昆虫などがぶつかって穴が開いたのかもしれません。
コンデンサなら使用状況を考えれば、まあ妥当かなと思っています。
デミオにはコンデンサのサービスキャンペーンが出ています。もしかしたらロードスターにもコンデンサのサービスキャンペーンが出ないかなぁと、ちょっと期待していますけど。
とりあえず部品を取りよせて修理しないと。DIYで修理するのなら真空ポンプが必要だな。買っても、使う頻度はそんなにないよなぁと頭を悩ませています。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。