本日は覚えておきたい車の最低限知識と題して話を進めたいと思います。
何故こんな話題を?と思う人もいると思いますが、現実世の中には車は本当に車屋さんに
任せっぱなしで何にも出来ない人が増えすぎているので、警鐘の意味を込めて更新です。
まず車の最低限の知識として、やはりある程度は知っておいてもらわないといけないこと。
最初はタイヤ交換ですね。教習所で習いますが、タイヤ交換すら出来ない若者が多いのにはビックリと共に、ちょっとガックリ。出先でパンクしたらJAFや車屋さんを呼ぶなんてのはかっこ悪いでしょう。
タイヤくらいは自分でスペアタイヤに交換をしてね。ちなみに忘れがちなのは、最近の車にはスペアタイヤがないということと、スペアタイヤがある車はたまにはスペアタイヤに空気をきちんと入れておくということ
次は日常点検の仕方。エンジンルームを自分で開ける機会がない人。かなりいます。
中にはボンネットの開け方すらしらない人も。以前はウォッシャータンクが空になったからといって、クーラントのサブタンクにウォッシャーを補充していた人を見たことがありました。
どこにオイルのゲージがあって、どこにウォッシャーを補充すればいいのか?
日常点検くらいはできるようにしておいて欲しい。
役に立つのがバッテリー上がり時にブースターケーブルのつなぎ方。バッテリー上がりは
いつどこで発生するかわかりません。ブースターケーブルを備えておいて、イザというときは、近くの車のオーナーに電気を分けてもらいましょう。
ブースターケーブルのつなぎ方くらいは
知っておくと大いに役に立つと思います。スキーに行く人などはチェーンの巻き方なども知っておくと良い。
スタットレスタイヤの性能は上がってきましたが、チェーンもあった方が便利です。
たるんでつけるとブレーキホースをきってしまいますので注意。
最後に知っておいていただきたいのは、車は故障をするもの。完全ではないということ。
つまり故障した時のことを想定して、ある程度の装備をして遠出などには出かけてください。
発炎筒の有無や三角板、それに懐中電灯、ブースターケーブル。
イザトラブルに見舞われた際にはあわてないで、JAFを呼ぶとか最寄のディーラーに電話するとかしましょう。あくまでも落ち着いて。
車は完璧ではありません。もし出先でのトラブルが嫌なのであれば定期的に車屋さんに
点検をお願いするというのが最善の方法ですね。
基本的なことですが、車に乗る以上は自分で日常点検などが法律で義務付けられています。
自分の車の責任は自分でとらないといけないということを知っておきましょう
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
確かに今の若い人(私40代です)はタイヤの外し方以前にジャッキアップの方法すら知らないですね。
やってる人を見ても車載工具の上に乗って締め付けている、折れますよあれじゃ。
自分の車で折った事がある(片ひざ付いて車載工具でです)のでトルクレンチは買いました。
極寒地へ行く時は、途中でチェーンを巻くよりかタイヤを外した方が早いので、夏タイヤにチェーンを巻いて2本積んで行きます。
-60℃と-21℃のウォッシャー液を4Lずつとバッテリー液(20L箱買い)、バッテリーパックもありますね。
あと意外と役立つのが針金ですね。
今のディーラーはトルク管理が徹底されているので、
昔のような緩める時にレンチに乗っても緩まないナットは無いでしょうね。
ですが私が新人で入ったディーラーは元々2つの会社が合併したので
元A社、元B社と気質が違ってました。
私が配属されたのは元A社でホイルナットは10インチの軽であろうが
トルクレンチで締める事が教育されてました。
新人教育の締めくくりで車検整備の実習のため集中車検工場で
受けていたのですが、ここの締め付けは全てインパクトレンチ!
その時の先輩方、とゆうよりここの工場は元B社で作業は
早いけど荒い・・とゆうか雑過ぎで、最後のケツ拭いは
依頼した他の営業所とゆう所でした。
昔は作業場の面積が足らず指定が取れない為に大きな営業所に
集中車検工場を作り車検だけやってエンジン整備等は依頼元の
営業所でする(今は駄目ですよ)システムでした。
私が最後にトルクレンチで締めるものですから当然仕上がりが
遅くなり教育担当の先輩に嫌われてその時最低の新人のレッテルが貼られました!(所属の工場長が会議で名指しで言われたらしい)
車載工具のレンチが何故短い理由は男の大人が足を掛けずに
手だけで規定トルクに締める長さなんです。
昨日、自分でタイヤを交換しようとしたらしいおじいちゃんが、ジャッキアップ中にジャッキが倒れてしまって助けてくれと
電話が入りました。70代のお客さんでしたが、自分でやれるのは勇ましいですが安全にお願いしたいです(笑)
坂道でジャッキアップしていたんですよ。輪止めもなしで。
車載工具のレンチにはそういう理由があるんですね。
トルクレンチを使わない整備工場は今ではブラックな工場だと思います。ハブのロックナットを締め付けすぎでベアリングを壊してしまうケースがちょっと前に多発したんですよ
我が家の車全てにブースターケーブル、三角表示板、発煙筒が使えない時ようにLEDタイプのもの、懐中電灯を装備しています。昔乗っていたMT車の時には輪留めも積んでました。全ての車に装備すると結構な金額になっちゃうんですけど、今ケチっても困るのは自分ですからね
すばらしいですね!
沖縄から楽しく読ませて貰っています。
内の会社の社員が、出勤途中にオーバーヒートしたので、対処してから出勤しますと連絡。
後日聞いたらその車は廃車になったと。
理由を聞いたら、なんとラジエターではなくエンジンオイルのキャップをあけて水を入れていました。
もちろんエンジンはダメ。修理代より車両購入した方が安いとの事で廃車となりました。
考えられない事ですが、本当にいるんですよね。
オイルフィラーから水を入れるとは・・・。
油膜切れで焼きついちゃったんですね。昔ガソリンスタンドで勤めていた頃、ウォッシャーにクーラントを入れまくっている人はよくみました。
沖縄、憧れの地です(笑