車の新車保証についてですが、一般保証と特別保証というものがあります。
一般保証は3年6万キロで、特別保証は5年10満万キロとなっています。保証の内容はどうかというと、一般保証はエアコン・カーナビ・パワーウインドウ・オーディオなど。車の走行に関して以外の不具合についての保証とざっくり考えてください。
対して特別保証はというと、エンジンやミッション、ブレーキやステアリング機構など。走る、止まる、曲がるなど自動車の主たる部位に関する保証となります。
最近保証についていろいろと調べてみると、メーカーや車種によって違いが出てくることもわかってきました。
目次
特別保証でエンジンが直せない?その理由は?
例えば特別保証の期間中であっても、設定されているエンジンが壊れたとしても保証にならないケースもあります。
それはどういうことか?
これはとてもシンプルなことで、基本的なメンテナンスをしていない時などが挙げられます。例えば、エンジンオイルの交換時期を守らないでずーっと放置していたなど。
オイルって、15000kmでメーカー指定交換距離となっている車が多いです。それを過ぎてもオイルを交換されないで使い続けてエンジンが焼き付いた。など。
こういう場合は保証になりません。メーカーとしても決められたメンテナンスをしていないで壊れた車の保証をすることはできませんからね。
故障部位によっては点検履歴の提出を求められる
自家用車には法定12か月点検というものがあります。
この12か月点検を受けているかいないか?この辺も重要視してくるメーカーがあります。12か月点検を受けて入れば間違いなく保証期間であれば保証になるはずです。
というのも、法定12か月点検は車検とほぼ似たような点検をします。もちろんその時にエンジンオイルが著しく汚れていれば交換されるだろうし、オールマイティに車をメンテナンスしてくれる点検です。
メーカーとしてはきちんと法定点検を受けていれば、保証にせざるを得ないからです。
なので新車であっても12か月点検を受けるべきです。
もちろん古くなってきた車に関しても予防整備の意味合いもこめて法定点検を受けるべきです。
保証期間は車種によってバラバラに設定されてる
実は一般保証と特別保証もメーカーと車種によってバラバラに設定がされています。
とくにややこしいのがOEM車です。
スズキのワゴンRとマツダのAZワゴン。ムーヴとステラなど。
製造元と販売元が違う場合、保証が異なることが多いです。多いのが製造元のほうが保証が長いケース。OEMとなるメーカーは特別保証の内容であっても一般保証と同じで3年6万キロしか設定していない車もあります。
この辺りはメーカーのHPにも小さく注釈が書いてあることもありますが、全ての内容が書いてあるわけではないのでディーラーに問い合わせる必要があります。
とりあえずまとめると法定12か月点検を受けていれば、保証期間内であれば大丈夫。きちんとしたメンテナスをしていないのに、車が壊れたとしてもそれは保証にはなりません。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。