本日はメンテナンスの基本。オイルフィルターについて。
エンジンオイル交換2回に1回はオイルフィルターも同時に換えてくださいというのが
カーメーカーから指定されている交換時期となっています。オイルフィルターはいわずとも知れた、オイルのゴミを取り除いてくれるフィルターです。こだわりのオイル交換の項でもお話しましたが、オイルを抜いてもフィルターの中には古いエンジンオイルが残ってしまっているので、できれば毎回換えるに越したことはない部品。
オイルフィルターですが、DIYで交換するとなるとちょっと大変な車種もあります。
今のスズキの軽自動車などは、オイルパンの横についていてとても交換しやすい。
トヨタも同じようにオイルパンの近くに下向きについているのが多いかな。
交換がちょっと大変なのは一昔前の車。インテークマニホールドの下についているなんてことも。
日産のRBエンジンがそれに当たりますが、ちょっと大変。
トヨタのマークⅡに搭載されている1JZなどもなかなか大変。特に4WDになるとスペースが取りずらい。
オイルフィルターの交換には汎用のカップ型レンチがお勧めです。
それか、輪っかタイプのレンチ。カップ型のレンチで回せなかったら輪っか型レンチを使った方がいいと思う。
最初から硬いフィルターを輪っか型のレンチで外そうとすると、フィルター自身を変形させてしまう。
最悪外せなくなってしまったら、古いウエスをフィルターとカップ型レンチの間に入れて
カップレンチを叩き込んでがっちりつかむ。コレで結構な確立で外すことが出来ます。
しばらく外していないオイルフィルターはかなり硬くなっているので注意です。
そのためにも毎回交換をお勧めします。
オイルフィルターはパッキンの形状があえば、基本的にオイル漏れはおこらないはずですが、純正のサイズを基本にした方がいい。油圧に耐え切れずにフィルターからオイルが漏れて火事になった。なんて事故も発生しているくらいです。
昔のオイルフィルターが大きかったのはエンジンの精度が悪かったため。いわゆる機械精度が低く、切子などが良く発生しているので容量が大きいものでした。
今は殆ど小さくなってきています。社外品であれば、安いものもあります。
毎回交換していて、オイルに気を使っているのなら純正でなくても大丈夫といえるかも。
ろ紙の形状が違っていてもエンジン自体がクリーンなんですからね。
綺麗なエンジンのフィルターを外してみても綺麗なものです。
というわけで今日はちょっとオイルフィルターのお話についてでした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。