先日オイルフィルターを分解して検証してみました。価格帯が純正1000円、半純正700円台。格安が200円台。
フィルターのケースからだと全くその中身がわからなくて、値段の割にはしっかりしてるじゃん!という印象を受けがちでした。
しかし、実際にその部品を細部まで分解してみるとその価格で作れる理由がよーくわかりました。
こちらが純正。
こちら格安。向こう側が透けて見える。
これが格安パーツが格安で買うことができる理由なんだなと。こうなったら、本当にいろいろな社外部品を買ってそれぞれ検証してみたくなってきました。
格安のエアコンフィルターなんかペラッペラですからね。今後は1000円台で買えるブレーキパッドを試してみようかなって。
格安パーツの実態が分かってきたところで、ここだけは純正や信頼できるメーカーのものを使ったほうがいいな!と思ったところをあげていきます。
目次
センサー類は純正を使って!
車のセンサーも消耗品の一つ。特にO2センサは消耗します。
センサーの中には社外部品が流通しているのがあるんです。O2センサーもしかりです。
車のエンジンや各部センサーは必ず純正をお勧めしたいところです。というのも、この社外部品のセンサーで何度も痛い目にあっているからです。
具体的には交換してしばらくはよかったけど、1年たたずして再度センサ不良になったというケース。調べてみるとやっぱりセンサが駄目になってる。当然取り付けられているのは社外部品です。
O2センサは価格もまちまちです。5000円台で買えるものもあれば、国産でも25000円を超えるものもあります。ついつい高いからといって、値段の安い社外センサーを買ってつけてしまう気持ちもわかります。
ちゃんとした社外のセンサーもありますが、基本的には純正を使ってください。特にO2センサが2つついてるタイプの車は2つのセンサにズレが生じて特性不良になる事が多いです。
聞いたことのない格安タイヤにも要注意!
純正という扱いではないですが、タイヤも気を付けたい部品です。格安アジアンタイヤが出回ってきています。
昔はハンコックとかでも珍しかったけど、今では本当に聞いたこともないようなメーカーがたくさん出てきています。
できれば格安タイヤを選ぶのであれば、BSだったらファイヤストーン。ヨコハマだったらハンコックなど、タイヤメーカー推奨のアジアンブランドにしておいたほうが無難です。
新品のタイヤが届いて組付けてみたら最初からサイドウォールが歪んでいたなんていう話はよく聞きます。
タイヤって最終的に路面と接する一番重要な部品でもあります。価格をケチって品質の悪いタイヤを買うのは止めてください。危ないです。
オイルはグレードと粘度があっていれば純正でなくてもOK
エンジンオイルに関して言うと、高級スポーツカーなどでなければグレードと粘度があっていれば大丈夫です。
ただCVTやATFは注意が必要です。一応フルードメーカーから適合一覧の記載があります。でも問題なく使えると記載されているもの以外はやめておいたほうが無難です。
ブレーキフルードは純正でなくても大丈夫です。
オイルフィルターは値段によりけりなのがわかりましたね。エアクリーナーやエアコンフィルターも同様です。ろ紙系の部品は値段で大きく品質が変わってきています。
車を大切にしたいのであれば、ちゃんとしたメーカーのものを使ってください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。