スバル製造のサンバートラックやサンバーのバン。TT1やTT2。TV1やTV2といった型式のもの。
年式も経過してきて、似たようなトラブルが多発してきたので紹介します。
そのトラブルはというと、ドアが外側から開けられなくなるというもの。一つずつ見てみましょう。
目次
サンバーのドアが外側から開けられない!?
サンバーのドアって、この黒いアウターハンドルを操作して開けるわけです。
ドアが開けられなくなる症状は、ハンドルがもげるといったものではありません。
アウターハンドルを操作して・・・あれ!?
ご覧の通り、片側がなんだか外れてる?
原因はこちらです。
アウターハンドルのピンがズレてしまい、ステーの部分と外れてしまっています。
なぜこうなってしまうのか?
ハンドルの右側上部をみると、鉄のピンが飛び出してきています。
そうなんです。サンバーのアウターハンドルって長らく使ってくるとピンが少しずつずれてきます。
最終的に写真のごとくステーとの結合部分が外れてしまう。
アウターハンドルの修理方法
この症状になった場合、アウターハンドルを交換しないといけないのか?というとそうでもなくリカバリーができます。
まずは飛び出てしまったピンをさらに前方へ押し出します。
あまり手前までピンを押しだすと、ドアに干渉して傷がつくので注意。
ある程度ピンを押し出したらどうするか?
外れていた後部のステーへピンを通してあげる。それだけです。
ステーの部分にピンがはまっているのがわかります。
あとは前方からピンを後方へ押し出しておく事。
このトラブル、何故かハンドルのピンはフロント側へ抜けてくるのがほとんどです。車体後方へ押しこんでおけばしばらくは大丈夫。
新品にはピンの抜け防止のEリングなどがピンについてるのかもしれません。
とりあえずピンを規定の位置へ押し込めば、応急処置は完成です。
ドアを傷つけないようにするのが意外と難しいです。
ご参考までに
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。