整備をしていて、ちょっとびっくりした出来事を3つあげてみる

整備士として車を整備していると、中にはなんでこんなことに?というような出来事に遭遇することがあります。

過去の写真を漁っていたら、3つほど出てきたのでご紹介。

ここまで使うかブレーキを!

トップバッターはブレーキです。よくブレーキパッドの残量が終わってローターを削ってしまった。ということはあります。

ブレーキパッドが終わると途端にブレーキの効きが甘くなるし、フィーリングもABSが効いたようなキックバックがペダルに伝わってきます。

普通そうなったら違和感というか危機感を感じて整備工場に来るわけですが、このケースの場合さらに

「凄い音がした!」

ということで入庫。見てみたら

ブレーキローターの裏側がほとんどなくなりかけています。ここまでローターを削ってバリバリになってからようやく入庫してくるのはもはや脱帽。

過去にここまでひどいブレーキローターを見たことがありません。

エンジンルームを開けたらまさかのアレ

エンジンルームから異臭がするということは、よくあります。エンジンルームをよーく見ていると、コチラを見ていた物体が・・・

こういうのを僕も何度か遭遇したことがあります。しかし今回は違います。それらを飛び越えた物体がありました。

なんと

CA321034

鳥の巣です・・・。

フードをあけて最初にこれが目に入った時に、目が点になりました。

???そもそもフードがしまってしまえばほとんどクリアランスがないはず。

そんな場所に何故?

この鳥は一体どうやって?いや、今考えればこれ、鳥の巣じゃないのか?

まさかの巣です。

除去するのが非常に嫌な作業でした。

なんてものが折れるんじゃ?

お客さんから電話をもらったときジョークだと思いました。何を言ってるんだ?そんなもの折れるわけ無いでしょ!折れたらそれこそメーカークレームじゃない?って。

なんとシフトレバー折れです。

確かにこのCVTのレバーってATより渋いなぁって感覚はありますが、これ、折れちゃダメでしょ。

根元からポッキリ折れてます。

それかオーナーが無理やりフンガーってやったのか?どちらにしろこんな鉄をブチ折るなんていうのは相当なパワーが必要です。

どうやって乗ってきたかというと、

ウォーターポンププライヤーでレバー部分を掴んで移動。

これだけじゃうまくいかなかったので、ミッションのインヒビタ側も動かしてエンジンを始動して乗ってきました。乗ってきたらとりあえずエンジンを止めるしかない。

バックするっていってもバックまでシフト、動かせませんカラー。

というわけで、整備してればそれなりにアンビリーバボーな状況に遭遇します。

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