ユーザー車検ネタが続きますが、MHOが何回かユーザー車検を受けた際に感じたポイントなどを
今回はネタにしていこうと思っています。
まず、書類などは自分で揃えるというのはユーザー車検なので当たり前。
整備士としていえることは、ユーザー車検に持ち込む前日か当日にヘッドライトの光軸だけは
民間の車検センターやテスター屋さんであわせてもらってください。ヘッドライトは2年間ほったらかしだと
殆ど狂っています。これはあわせていかないと駄目。
初めて車検
これは殆どやることなし。一応タイヤの溝が1,6mmあるか、それとフロントガラスと運転席と助手席のガラスに
何か張っていないかを確認。初めての車検はどこかぶつけたりしていない場合はもう何もしないで
ライトだけ合わせればそのままいけると思います。
2回目車検(5年経過)
車検で検査するのはサイドスリップやヘッドライト、ブレーキ、スピードメーターなど。2回目車検でも7,8割がたは
ヘッドライトの調整くらいでいけると思います。MHOが持ち込んだのは7年目の車両ですが、
ライト調整くらいでした。各電球が切れていないか確認。
3回目車検(7年経過)
この辺になってくると怪しくなってきます。この位になって来ると下回りを確認した方が無難。
オイル漏れや水漏れがおこっていないか?各ブーツがやぶけていないか?マフラーに穴はないか?などなど。
各電球も切れている可能性があります。
4回目車検(9年経過)
ユーザー車検もこの位になって来ると何が原因で落とされるか分からなくなってきます。
距離をあまり乗っていないならいいんですが、1年に1万キロくらい乗る人は一通り見たほうが無難。
お勧めは12ヶ月点検をうけること。これなら基本料金1万円くらい。整備士に車検で引っかかりそうなところを
ピックアップしておいてもらうのが良い。ドライブシャフトのブーツも切れているかもしれない。
5回目車検(11年経過)
エンジン自体の排気ガスなどもやばくなってきている可能性大。
ユーザー車検を5回連続で通すにはやはりソレ相応の整備知識があったほうがいいと思います。
やはり一度整備士に見てもらったほうがいい。下回りにガタが発生している可能性あり。
下回りは綺麗に洗っていって、各電球などきちんと確認。
と、こんな感じでしょうか?さすがに13年10万キロ走行のカプチーノをユーザー車検で持ち込むというのは
勇気が要ります。自分で一度リフトに上げて分解して、ガタなどを確認した上なら、
ユーザー車検に持ち込めるけど・・・
ユーザー車検の基本はヘッドライトの光軸をあわせること、それと各電球が切れていないか確認すること。
これだけは初車検でも必ず行いましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。