自社で流通している中古車だけを販売する会社もあると思います。ですが、お客さんから具体的に
「このグレードのこの車種が欲しい!」
と明確にオーダーされるとき、どうしてもオークションというもので車を仕入れることもあります。
今回はそんなオークションの話。まだ当社がオークションで車を仕入れることに慣れていなかった頃の話。すったもんだした経験を紹介。
目次
タイヤのロックナットが外せない
これはびっくりしました。某高級車をオークションで仕入れたんです。そうしたら、ホイールナットにロックナットがご丁寧に取り付いていた。
このロックナットを外すための工具が車内にないんです。そんなバカな?というリアクションを不覚にもとってしまいましたが、入ってない。
近隣のタイヤメーカーにも相談したんですが、同じものを用意することができないという回答。どうしたか?一つ一つロックナットをネジと溶接させて外しました。ホイールを傷つけないように外すのがとても大変だった。
説明書が何も入ってない
どうしてそんなものを抜いておくかな・・・。
某車種をオークションで競り落としたら、なんと説明書が入っていない。車の説明書がないのは当たり前として、純正ナビの説明書もない。
純正ナビの説明書ってかなり分厚いでしょう?やはりないと困るわけです。わざわざ取り寄せないといけない。これに時間が結構かかる。
スマートキーが1つしかない
そうです。ないんです。スマートキーが。
1つしかない。これも用意しないといけない。スマートキーってやっぱり2つないと心配な人が多いですから。
しかし部品代とイモビライザーの登録などを含めると結構な金額になってきます。2万円くらいは余計な出費。
ナビのリモコン一式がない
車についているナビにリモコンがあるはずなんです。
だけどそれがない。そしてご丁寧にフリップダウンもついてるのに、そのリモコンもない。どうしてそんなものを出しておくのか・・・?
オークションに流すことをしたことがないので疑問です。後のことは考えないんでしょうか・・。
オークションってある一定期間は返品できるんです。なので、車が届いてから速攻でいろんなところをチェックする。付属品から始まって各種機能がきちんと稼働するか。車の状態はどうなのか?
これらを何回かオークションでの失敗を元に徹底するようになりました。まだヤフオクの方が良心的じゃない?っていう時もあります。本当。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。