久しぶりの遭遇です。
スバルのサンバーです。エンジンをかける鍵が回らないのでなんとかして欲しいという営業からのヘルプ。
まずスバルは結構親切で鍵のナンバーがわかれば、その鍵が回るシリンダーを作ってくれる。逆にキーナンバーがわかれば純正でキーカット済みの鍵を買うことができます。
今回は予算が全くないというので、秘蔵アイテムを出しました。
事故車から外したキーシリンダーセット。これを全て移植する。今回はメインのエンジンキー交換です。
まずはコラムカバーを外します。
イグニッションキーシリンダーは、盗難防止のネジで車に取り付いています。そのネジを外せるかどうかが一番のポイントです。
プレオは下から外しにかかれますが、サンバーは上から外さないといけないので、ステアリングシャフトを下へ降ろさないといけない。
なので、シャフトを固定している12mmのネジを4本外します。
ステアリングシャフトの固定を外して、ハンドルを下へおろした状態です。
コラムカバーの上を外すと見えました。
キーシリンダーを固定しているネジ。フィクサボルトと呼ばれる特殊なネジです。
このネジ山が付いてないネジを外す。
マイナスドライバーをたがねのように使って、ネジ山のないネジを緩みの方向へ叩いていくのです。これがなかなか難しい。
外れたボルト。
一つ外れたら他のボルトで仮止めをしておけばもう一つも外しやすいです。
ネジ2本を外した状態。
これでメインキーシリンダーが外せます。
新品のフィクサボルトです。1つ130円位。
新しいフィクサボルトを取り付けます。頭は8mmです。
このネジをは折れるまで締め付ける。
ネジを締め付けて、頭の8mmを折る。
すると
このように外すのが難しい形状になります。
中古のキーシリンダーに交換してバッチリです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。