車の足回りに使われているスプリングは主に3種類あります。コイルスプリング、リーフスプリング、トーションバースプリング。例外としてエアサスやハイドロ。
この金属製の3種類あるスプリングのうち、一番多く使われてるのがコイルスプリングです。見た目がバネそのもので、ショックアブソーバーと一緒に取り付けられていたり、足回りに挟み込まれたりしています。
スプリングの役割はわかりやすく、路面が凸凹していたり段差があったりするとします。もしスプリングがなければ全ての衝撃を車体で受け止めないといけなくなる。それをサスペンションを自由に上下させることによって、衝撃を吸収する。
スプリングの振動を抑えるためにショックアブソーバーを一緒に取り付けて減衰しています。これにより、乗り心地が快適になる。
ではそんなコイルスプリングですが、交換時期はあるのでしょうか?
目次
コイルスプリング交換時期は?
コイルスプリングの交換時期は、折れてしまったらということにつきます。スプリング、たまに折れることがあるんです。
今工場に2台続けてフロント足回りの異音で入庫した車があるんですが、両方ともまさかのスプリング折れでした。症状は、段差を乗り越えると「ガタン・ゴキン」といった音を発生します。
スプリングがショックに干渉してると「ギギギ」といった音がでてきます。
2台ともスプリングの一番上。一巻き部分が折損していました。1台は走行距離が12万キロ超えた車なのでなんとなく納得しましたが、もう一台は、初回車検を終えて間も無くの3万キロ弱。
メーカーにクレームにならないのかと問い合わせたら一般保証と特別保証のくくりで、保証は終わってしまっているという回答でした。
コイルスプリングの交換時期は折れてしまったらということになります。
コイルスプリング交換費用は?
それではコイルスプリングの交換費用はどのくらいかかるか?
実際にその時見積もりしましたが、純正のコイルスプリングは5000円程度でした。ここに工賃を組み合わせると20000円程度。某軽自動車です。
車によってはスプリングの値段がもっと高かったりしますし、Wウィッシュボーンだと交換する工賃がかさみます。
コイルスプリング交換費用の相場は2万円〜4万円ほどになってきます。1輪あたりの金額です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。