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2021年以降の新型車の車検にOBDを導入へ 国交省 #SmartNews https://t.co/m9M1MH9bEX
— チームMHO (@teammho) 2018年3月28日
現在の車には自己診断機能であるOBD
「オンボードダイアグノーシス」というものが備わっています。これは、ECUと各センサ類などの故障をコードで読み取ることができる装置です。
例えばよく故障するO2センサというセンサがあります。O2センサのヒーター系回路が断線したということで、エンジンチェックランプを点灯させて車に異変が起きています。ということをドライバーに知らせます。
エンジンチェックランプが点灯すると、OBDで故障コードがECUに記録される。それを整備士がスキャンツールを使って故障コードを読み取り、どこが壊れたのかを探りやすくしている。
このOBDは昔はバラバラの規格だったんですが、今ではどこのメーカーも同じコネクタが採用されて統一されています。会社も同じです。
故障コードも統一されています。
それが車検に使われるということはどうなるか?
ある一定の故障コードがECUに入力されると車検に通らなくなる・・。そのようなことが記事内では書かれています。
現在はエンジンチェックランプが点灯した状態では車検に通らないことになっています。これをもっと細分化するということなんですかね。
故障コードにも2通りあって、
現在故障
過去故障
今現在故障しているコード。そして以前故障コードとして入力されたもの。この2つに大別されます。
おそらく車検に引っかかるということは現在故障だけだと思われます。そもそも過去故障のコードは一旦故障コードをスキャンツールでリセットしちゃうと再び出てきませんからね。
そうなってくると、保安基準に適合しないと判断される故障コードが生まれるわけですね。この故障コードを現在故障で拾っていると車検に通らなくなると。
導入されるのは2021年からだということなので、これは受け入れ時に判断するのか完成検査で判断するのかどうするのか?
完成検査で判断するとなると、陸運局ではいちいちOBDを1台1台つながないといけなくなるから結構大変ですよね。
それか、国産メーカーにはメーターパネル上で故障コードを簡単に表示させるようにしてもらうのか?燃費計とかいろんなディスプレイ表示があるから、その中にOBDの機能をもたせるなんて簡単そのものですからね。
2021年以降の車検に注目です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。