このキーレストランスミッターですが、ダイハツ車全般で使われているものです。驚くことに、このキーレス
「電池交換ができない」
と設定されているものなんです。キーレスのくせに電池交換ができない!?ディーラーに問い合わせたらやはり非分解ということ。
ではキーレスが効かなくなったらどうすればいいの?
答えはキーレストランスミッターごとの交換。つまりASSY交換。電池が交換できないので本体ごと交換してください。約7000円です。チーン。
そんなばかな!?そんなことがあってたまるか!
ということで、非分解とされているダイハツのキーレスを電池交換するべく分解・検証してみました。
まずは分解。マイナスドライバーでコジコジ。
普通に二分割できますね。この辺りは問題なし。
今のところ非分解の所以たる部分はなーんにも見つからない・・・。
透明カバーを外す。
トランスミッター本体の裏側です。
うん?電池に黄色いものが巻いてある。
なるほど・・・。
非分解なのは電池を外せないという意味らしい。電池を固められているし、電極部分も若干溶着されている。
電極はくっついてる。剥がしてみます。
電池も剥がします。
きちんと電極部分はそのままに電池だけ取り除くことができました。
ということは電池交換も全然可能です。
電池はCR1632が使われていました。
つまり、ダイハツの非分解キーレスは本人がなんとかしようと思えば交換が可能です。
できればグルーガンなどを使って電池を極板にくっつけておけば完璧ですけど、電極だけうまく固定しておけばケースの中に入れてしまえばそんなに問題ないと思います。
なぜ非分解なのか?その理由の方が知りたい・・。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
電池交換出来ないと言う意味が、全くもって自分も理解出来ないですねぇ…。
自分の車は、スバルとスズキですが、どちらも電池交換が可能!!
スバル(サンバー)のは、ドアの開閉にしか電池は関係しないので、電波の飛びが悪くなったら交換!
スズキのは電波キーなので、大体1年半の早い目のサイクルで交換する様にしてます。
無用なトラブルから回避するためです。
ダイハツの非分解のキーでも、2~3年で電池の交換サイクルが来ると思うので、その度に高額の出費がかかるんですよねぇ…。
恐ろしい…。
この費用で、交換用のボタン電池を何個買う事が出来るんでしょうかねぇ…。
無駄ですよねぇ…。
自分の車もこの型のキーレス使ってます。車自体が10年超えてキーレスも当時の物?な感じなんで去年のくれに電池交換しました。自前でです。ハッキリ言って面倒くさいです。
自分は電池のみ外すだけではなく、電池の電極のはんだを外して他の電池に交換しました。そして見事に失敗、電極の+と-を逆につけてしまいました。もちろんスイッチを押してもうんともすんともいいません。電極を付け直して事なきをえました。
電池はAmazonさんで電極付きのを探してきました。出費は電池の400円で済みました
何か理由があるのかどうか・・。僕は自分が担当した車がこのタイプの場合はお客さんに選んでもらいます。電池交換をするか、メーカーの言う通りリモコンを交換するか。当然前者を選ぶ人がほとんどですけど・・。何かしらの理由があって電池交換を不可にしているのか理解不能です。
素晴らしい!