車を構成する部品の中で、金額のウエイトが非常に高いタイヤ。タイヤっていう部品は、車検の検査にも該当する部分だし、走行の性能にも非常に大きな重要部分です。
タイヤの溝が基準より少ないと車検に通らないし、ひび割れしてきて危険だと判断されても車検には通りません。
さらには、冬であればスリップを起こしやすくなったり、高速道路でパンクをしたりと命の危険と直結する部分でもあります。
そして部品代が高い。軽自動車のタイヤでも1セット揃えれば2万円ちかくかかってくる。
車のランニングコストを下げるためには、このタイヤという部分をうまく調達していくのがポイントになってきます。
ではどのようにタイヤ代を考えていくのか?
目次
ノーマルタイヤは安い海外製を使う
ノーマルタイヤは磨り減ったタイヤを履くより断然アジアンタイヤが安い。
僕もネクセンというブランドのタイヤを履いて走っていましたが、国産と比べると価格は半額以下です。不満な点はロードノイズが多少大きいこと。
それも初期の頃に比べると、今はずいぶん改善されるようになってきました。ノーマルタイヤのドライグリップでは国産タイヤとアジアンタイヤではそんなに差がわかりません。
ちょっと騒音や乗り心地を我慢できるのなら、タイヤ代をぐっと抑えられます。当然ウェット路面でのグリップ性能は国産に分がありますけどね。
騒音や乗り心地に我慢ができるのならアジアンタイヤという選択肢が最高
スタッドレスタイヤは中古という選択肢も有り
スタッドレスタイヤは取り扱いが変わります。
冬はグリップ性能が大きく左右されます。雪が降らない地域ならいいんですが、雪が降る場所に住んでいるのなら、きちんとした銘柄を選んでもらいたい。
安心できるのが国産のブリヂストンや横浜タイヤです。この2大ブランドを選んでおけば安心です。逆にこの2大ブランドを履いていて、事故にあってしまったら諦めもつくというもの。
下手なブランドのスタッドレスタイヤを履いていて、あと1mで止まれたのに接触してしまった・・。というのが悔やんでも悔やみきれません。
ではスタッドレスタイヤのチョイスはどうするか?これは2大ブランドの新品を選べないのであれば、2大ブランドの性能を下げてみる。
ブリヂストンならVRX2が予算で買えないならVRXにするとか。それでもダメなら中古スタッドレスタイヤという手段もあります。
1年落ちくらいで山があるスタッドレスタイヤなら、2大ブランドの性能はまだまだ安心です。下手な海外製のものよりもよっぽど信頼できるのがアイスバーンでの性能。
新雪でのグリップはそんなに差が出ませんけど、1日経って若干溶けた後に凍った路面がやばい。
雪が降って一番事故が多いのは翌朝なんです。中古スタッドレスタイヤの中にはホイール付きで送料無料という条件もあるので、これを買っておけば安心です。
ポイントは雪が降る前から、シーズンより若干早めから探すこと。冬真っ盛りのシーズンから探し始めたんじゃ良品でもすぐに買われてしまいます。
シーズンオフにある程度目星をつけて保管しておくのがいいかなと。
新品を買う予算があればそれに越したことはないですが、最近は発泡ゴムの進化で何シーズンも性能劣化しないスタッドレスタイヤばかりになりました。
こういう買い方を上手にしていけば、ランニングコストを大きく減らすことができます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
アジアンタイヤはサイズの大きいタイヤにお勧めですね。
軽の純正サイズあたりだと、タイヤ館あたりで交渉して買う値段と大差ないです。
スタッドレスタイヤは昔、ダンロップを履いてましたが、2シーズン目にはダメダメになった経験があるので、今はヨコハマを買ってます。
ヨコハマは長持ちしますね。
タイヤの仕入れ価格って、お店によって相当変わってくるのかもしれないですね。僕もタイヤはヨコハマが一番好きです。
中古タイヤは、解体屋併設のパーツ店と、ヤフオクでよく買っています。時間があれば多少面倒でも、実物を見て買いたいものです。一昨年、サンバー用にヤフオクでホイールセットのスタッドレスを買ったのですが、何故か1本だけエア抜けが激しく、リム全周、しかもホイール両面から抜けているようでした。バラしてみると、ビードが砂だらけ。タイヤかホイールが汚れたまま組まれたのでしょう。ビードとリムを雑巾で拭いて組みなおしたらエア漏れはピタリと止まりました。
ビードからのエア漏れっていやですね。錆びてたりすると、きちんと磨いてから組み直しをしないといけないなど結構な手間になります。