本日はタイミングベルトについて。今では使っているエンジンの方が少なくなってきました。が、まだまだ市場に出回っている車で使っているエンジンを載せている場合もあります。
このタイミングベルトの一番厄介なところは切れちゃうということ。基本的にゴムと繊維を織り交ぜたようなベルトなので劣化すると切れてしまう。
今のタイミングチェーンは切れるということはほとんど聞いたことがありません。ただ、タイミングチェーンは伸びることがあり、交換することになるとタイミングベルトよりも大変です。
話を戻してタイミングベルト。
こちらのベルトは10万キロ走っていません。が、年数が20年を超えているわけです。
背面に亀裂が入っているのがわかりますね。背面にこれだけ亀裂がはいっているということは、コマの部分はもっと状況がやばいことになっているのが想像つきます。
ゴムホースや他のベルトと同じで、経年劣化して硬くなってしまいます。なので、距離を乗っていない車であっても時間がかなり経過している車は交換をしたほうがいいのです。
10年10万キロ。これがまず一つの目安です。
ただ年を入れるなら10年7万キロ程度で交換に踏み切った方が安全です。走行4万キロ程度で切れちゃった車もあります。
ベルトの材質や、作りなどで寿命が左右されますが、切れちゃうとエンジンに深刻なダメージを与えてしまうので先を見据えて交換するようにしましょう。
新品と劣化したベルトは手触りが全然ちがいます。劣化したベルトはかなり硬化しているのが触ってわかりますから。
鮮度は大事です。タイミングベルトは10年10万キロ、もしくは10年7万キロくらいで交換するようにしましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
車にあまり詳しくない人でも、10万㌔でタイミングベルトとウォーターポンプのセット交換は比較的広く認知されていますが、できればベルトのプーリーもトーショナルダンパーが傷んでいたらいたら積極的に交換するよう、拡散してほしいなぁー。
自分、最初知りませんでしたもん。
ベルト交換した後、トーショナルダンパーの亀裂が発覚し、工賃が2回かかったことがあってですねー。泣きましたもん。
間違った・・・・スプロケットか。
タイミングをばらす時に発見したら、その時についでに・・・の意味でした。
間違えました。
車によってはクランクシャフトプーリーの交換は結構工賃がかかりますからね。交換前と交換後では振動が雲泥の差です。
工賃が高額な作業はある程度一気にやっちゃうのがいいですよね。
クランクプーリー、ゴムを挟んであるんですよね? アフターマーケットでアルミ削り出しとかのありますが、どんなものですかね? 振動とか吸収できなくて悪影響でないですか?
僕はカプチーノにゴムがないタイプのプーリーに交換しましたけど、特に不具合はありませんでした。それよりプーリーが飛んでいかない安心感の方が強かったです