エンジンオイルを入れようとしてオイルをジョッキで注ぎます。
普通ならこのくらいの勢いでいれても大丈夫だろう。と、自分で取っているペースでも溢れかえってくることがたまにあります。
そんな車は、オイルの入れ方があったりします。オイルのレベルゲージを抜いた状態で注がないといけない車。以前のいすづエルフなど。
そうかと思ったらちょっと前の日産車。VQエンジンなどはオイルレベルゲージを抜いた状態でオイルを注いではいけないとなっていたり。
何回かその車のオイルについて、経験しておくと吹きこぼれるなんてことはなくなるんですが、たまに例外がある。
このライトエースノア。エンジンはそんなにオイルが吹き出すタイプではない。が、すこーし入れたらすぐにオイルフィラーから溢れてくる。
どういうことだろう?
原因はこんなところにありました。
エンジンのヘッドカバーを外してみる。
じゃーん。すごいスラッジ。
どうやらこの車のオイル管理は最悪だったらしい。
それにしても日本のエンジンはタフですね。今までこうやって激しくスラッジが堆積している車に何度も遭遇しましたけど、エンジンブローしないで動いてる。
ヘッドカバーはこの通り。
オイル流入口にスラッジが堆積しすぎて極端に飲み込みが悪い状態でした。
これはだめだ。
スラッジを一生懸命取っています。
ここまでスラッジが堆積してしまったら、下手にフラッシングオイルなどは使わないほうがいいですよね。スラッジがどこかに詰まったりしてしまえば本末転倒。
フラッジングオイルではなくて、物理的にほじほじして取っていったほうがいいかな。
ヘッドはこんな状態ですが、こういう場合のシリンダーってどうなんですかね?
おそらくヘッドのほうがスラッジは堆積しやすいんでしょうけど。コンロッドにはスラッジがそこそこ付いてる気もするけど。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。