よくお客さんに
「エアコンを入れるとカビ臭い臭いがするんですけど簡単に直りませんか?」
という相談を夏に受けます。もうそれはそれは相当たくさん受けますね。
この答えは簡単です。
直りません。その理由はこれを見てください。
ずどーん。
エバポレーターにぎっしりと詰まったカビ。カビ。カビ。
エアコンって除湿もします。その時どうしても水滴が発生したりして、そこに埃などが堆積してきます。その埃がまた新たに水を水、カビが生まれる。そして繁殖の一途をたどるわけです。
僕も自分の乗ってる車のエアコンがカビ臭い。
去年エアコンの脱臭をしたんです。
あれからどうかというと、しばらくはよかった。ですが1年経過して、エアコンを使うとまた臭い。
つまり、エアコンの臭いをとるのってほとんどが一時しか効果がないと思ってください。
そもそもが根本的に室内エバポレーターに付着したカビを除去しているわけではありません。徹底的に臭いを取りたいのであれば、インパネを外してエバポレーターは交換しないとダメ。
煙のように噴射するタイプの脱臭剤では、しばらくの間臭いは勢いを弱めますが基本的にそこにカビがこびりついているのが残ってるので再発します。
こちらは新品のエバポレーターです。どうです?
全然違いますよね?
エアコンの臭いに悩まされている人は、脱臭剤を使ってください。それもある程度継続的に使うこと。
エアコンを主に使う時期に、1ヶ月ごとくらいに使えばそのシーズンはしのげます。ただ、エアコンのことを考えると冬でも積極的に使うのが正解なんですよ。
コンプレッサーのガスにはオイルが封入されているので、夏だけしかエアコンを入れないとオイルがうまく循環しませんから。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。