タイヤ交換とよくあるトラブル ネジが折れた

12月に入って、僕が住んでいる地域では本格的にスタッドレスタイヤへの履き替えが始まりました。12月初旬は天気予報が雪マークばかりというものを見て、お客さんがこぞっておしかけてきたんです。

僕はまだ自分のタイヤも交換していないけれど。

今の時代DIYでタイヤ交換をする人ってずいぶん減ってきましたよね?それはそれでいいんですが、たまにDIYでタイヤ交換をしている人たちからとあるトラブルで修理依頼を受けたりします。

タイヤ交換時のよくあるトラブルとしてはやはりホイールナットです。ホイールナットが緩まないとかハブボルトが折れてしまったとかその辺りの修理がなんせ多いです。これらはいずれも作業ミスが原因で起こりえます。

まずホイールナットが緩まないという状況について

これは締め過ぎているか、それともネジが駄目になっているかの2つが考えられます。単純に締めすぎていて人力じゃ回らないくらいになってしまっている。もしくは、ネジ山に何かが食ってしまって、駄目になっているケース。単純に緩まないだけならインパクトレンチやパイプなどを使って緩めればいいんですが、ネジが駄目になっていると交換するしかない。

それに付随するのがハブボルト、別名クリップボルトが折損してしまうケース。これはネジの締め過ぎや、緩んでいたとかそういう状況下で起こりえます。このトラブルは素人目にみると相当焦ると思いますよ。タイヤ交換をしていたらネジが折れちゃった・・・。どうしよう。って。

hub-bolt1

ハブボルトは規定トルクで締めていれば、折れる事はありえません。

もしハブボルトが折れてしまったら、これはすぐに交換をしてもらうしかないです。交換は部品代は安いです。1本200円程度です。ただ工賃がかさみます。僕が乗っている車では工賃の指数が1、6時間。つまり工賃で軽く1万円を超えちゃう訳です。

スポンサードリンク

中にはハブを取り外ししないとハブボルトが交換できないケースもあります。そうなってくるともれなくハブベアリングも一緒に交換。という過酷な現実が待っていたりするんです。工賃で2〜3万円。それにハブベアリング代金ですよ。

hub-bolt2

これはハブを抜かないとハブボルトが交換できないケース。こういう場合はベアリングも交換です。

ハブボルトが折れてしまうのを防ぐには一にも二にもトルク管理です。トルクレンチを使って規定トルクで締め付ける。100km程度走行後に増締めを必ずする。この2つを守っていればハブボルトが折れるなんていうことはありません。

トルクレンチはそんなに高いものでなくても結構です。使わないよりはよっぽどましです。

もし、ホイールナットが渋かったら、ナットだけ新品に交換するのも一つの手です。大体ホイールナットとハブボルトではホイールナットの方が先に伸びたりします。これが渋くなる原因なので、ホイールナットを新品にするだけでも驚くほどネジがスムーズになるのでお試しください。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする