初代ソアラです。
タイミングベルト交換の記事をリライトして、もう一度書いてみることにしました。
昭和63年式です。もう30年近くになります。
DOHCのタイミングベルト交換初心者向けって素材ですね。
ソアラは当然FRで、縦置きエンジンです。
タイミングベルトを交換するには交換しやすいようにラジエターも外しました。
そして補記類のベルト3本を外します。
ファンはマイナスドライバーなどで回り止めをする。そしてナットを外して、ラジエターごと一緒に外します。
そうすればシュラウドを外さないでそのまま外すことができます。
インタークーラーのパイピングが邪魔になるのでこちらも外す。
インマニとの結合部にガスケットが使われてるのでこれも交換ね。
そしてクランクプーリーをインパクトでがががっと外しました。
22mmのネジですね。
ラジエターを外したおかげでインパクトが入ります。
クランクプーリーは固着してはずれないのでプーラーで外しました。
そしてタイミングベルトカバーをはずしてこんにちは。
じゃーん。
合いマークはとりあえず3つ。
カム2つとクランク1つ。
ご覧の通りタイミングベルトには細かい亀裂が入っています。
こうなるといつ切れてもおかしくないので早急に交換をすべきです。
DOHCのタイミングベルトはベルトを外したとたんにカムスプロケットが勝手に動いちゃうものが多いんですよ。バルブスプリングの影響で。
だからカムロックのツールとかで動かないようにするんですが、とりあえずタイラップで固定しておきます。
上死点を出したあとに縛り付けますよ。
そしてテンショナーのネジを緩めてテンショナーを緩みの方向へ移動させてベルトを外します。
アイドラーとテンショナーとベルトを交換したら、マニュアルではクランクを2回転させてからテンショナーのネジを締めてOKとなっています。
もう一度クランクをくるくるまわしてマークがあっているかをチェック。
カムのマークは写真の通りだけど、クランクのマークはベルトカバーとクランクプーリーをつけないとわからないです。
合っています。
あとは元通りに組み付けてクーラントを入れてエア抜きして完了。
恐ろしかったのがベルト。もう切れそうだったよ。こんなに亀裂の入ったタイミングベルトはなかなかお目にかかれませんね。
さすがに見かけなくなってきたな。このソアラ。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。