LSDの見分け方。
FRでなくてもデフをLSD(リミテッドスリップデフ)に交換すると、スポーツ走行を楽しめるようになります。
LSDというのは、左右のタイヤの回転差を制限する部品です。通常カーブを曲がると、内側のタイヤよりも外側のタイヤの方がたくさん回ります。
もしデフが入っていないと左右のシャフトは直結。そうなると、カーブを曲がった時どうなるでしょう?左カーブを曲がる時、左のタイヤと右のタイヤは本来ならば内側の左タイヤの方が回転は遅く、外側の右タイヤの方が移動する距離が長いのでタイヤの動きが早くなる。
この回転差を吸収しているのがデファレンシャル。通称デフと呼ばれる部品。
LSDに交換すると、デフの効果を薄くさせてシャフトを直結するような動きを出すことができる。こうすることにより、より速い速度でカーブを曲がることができるわけです。FRであればドリフト走行になるということ。
では、デフケースに入っているデフをどうやってLSDって見分けるの?
という感じですね。はいそうです。
デフケースに入った状態でLSDとオープンデフをどうやって見分けるか?
デフが入っている軸ををジャッキアップします。FFならば前輪。FRやMRならば降臨です。
タイヤを回してみます。LSDなら左右のタイヤが同じ方向に回ります。
普通のデフなら、左右のタイヤは反対方向にまわるはずです。
簡単なLSDの見分け方でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。