カプチーノのサーモスタット交換です。
サーモスタットはエンジンを簡単に暖まらしたり、冷やしたりするのに必要なアイテム!
エンジンが温まっていないのに、ラジエターにクーラントを流すとLLCはまた冷えてしまうから、エンジンが一向に温まりません。
それを適正な温度に開閉してラジエターまでの通路を調整するのがサーモスタットの役割です。
というわけでサーモスタット交換です。
車両はカプチーノ。
まずはLLCを抜きます。
どぼどぼどぼ。サーモスタット交換くらいなら全量抜く必要はありません。
カプチーノのサーモスタットはここ。
ラジエターアッパーホースのエンジン側の付け根にあります。
このハウジングの中ね。
だからラジエターのアッパーホースもエンジン側だけ外します。
そして12mmのネジ2本を外します。
サーモハウジングを軽くプラハンで叩いたり、マイナスドラーバーでこじったりすると
外れてきます。
古いサーモスタットは外します。
サーモスタット
そして古いガスケットを完全にはがします。
サーモハウジングとエンジンのブロックの面ね。
スクレーパーで根気よく綺麗に。
綺麗にはがさないとクーラントが漏れ出します。
サーモスタットの良否は簡単に判定できます。
ヤカンにお湯を沸かして、温度計をセットします。
で、サーモスタットに刻印されている温度になったらサーモスタットが開かないと
不良。交換します。
今回ローテンプのサーモスタットに交換しました。開弁温度は68℃だったかな?
ガンガンとエンジンを回しまくる人にはローテンプサーモをオススメします。低い温度で開くタイプです。ヒーターのききはイマイチですけど。
赤丸をしてあるところはジグルピン。
一応向きがあるんですよ。
サーモスタットをセットします。
新しいガスケットをセット。
あとは
組み付けて、ホースをつけて、LLCを入れてエア抜きをして終了。
簡単です。ラジエターホースとの同時交換をお勧めですね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。