ターボが壊れてしまった
エブリィ DA64W。
ターボの交換をレポートします。作業指数は2,9時間。こういう車はなかなかやりにくいんですよ。
普通の軽自動車よりも
エブリィ DA64W。ターボ故障の原因はオイル管理がよくなかったということ。
羽が折れて、シャフトがガタガタになっています
まずは上からアタックします。インテークパイプなどを外していく
ジャンジャン外しましょう
遮熱板を外す必要が有るので、O2センサーを外す。24mm。
遮熱板は3本の10mmのネジで止まっています
図のように後ろのほうに遮熱板をずらしておきましょう
タービンにつながるパイプは2つ。外していきます
インタークーラー側のホースを外しておかないとスムーズに抜けない
バキュームホースなども抜いてきます
2本目のパイプ。基本ターボを交換するときはこういったインテークパイプは綺麗に掃除しましょう
続いてクーラントのパイプなどを外す
ターボの油路のユニオンボルトを外す。14mm
こんな小さなオイル穴だからすぐに詰まっちゃうわけです
クーラントのホースも外す。これで上でやる作業は終わり
ターボをはずす為にはメンバーを降ろさないといけない。14mmのボルト4本で止まっています。
が、プロペラシャフトのセンターベアリングとエンジンマウントを先にマウントから切り離しておく。
全部14mmのネジ。4個。
メンバーを外す前に、エンジンにつっかえ棒をして下がらないようにしておきましょう
続いてエキマニの遮熱板を外す。そうしないとタービンが外せない
またクーラントやオイルのホースを外す
ボクはとりあえず触媒ごとターボを降ろすことにした。触媒側14mm2本。
あとは12mmのネジをエキマニとつながっている部分
3本を外す。これでターボが外れて来る
ターボが外れた状態。このままNAにしますか?
ターボと触媒。まずは切り離す
壊れたターボ。純正定価は114000円。当然リビルトで修理です。リビルトなら6万円位
オイルパイプを交換
続いて新しいターボへスタッドボルトなどを移植。
それが終わったら、新しいターボのオイル供給穴からオイルを入れて、手でシャフトを回してオイルを
ターボに行き渡らせる。
そうして各インテークパイプの掃除。
終わったら触媒と合体して組みつけていきます
順序良く戻していかないと駄目
メンバーをつける
合体
もう少し
必要なガスケットはリビルトターボに入っています
エアダクトをつけて終わり。
エンジンオイルを交換して、もれた分のクーラントを補充。あとは数分間アイドリングさせます。
徐々にターボを慣らして白煙がでなくなることを確認して終わりです。
エブリィのターボ交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
ターボのメンテナンスは、何と言っても「こまめなオイル交換」の一言に尽きると思います。
ターボ車って、きちんとしたサイクルでオイル交換しておけば、かなり長く使えると思いますね!!
ターボがあるおかげで、660ccのエンジンでも力強く走る事が出来ますもんね!!
オイル交換の重要性、何故分からないんでしょうかねぇ!?
はい、自分も全く同感ですね。
ブログ見ていると、MHOさんのところのお客さんも、オイル交換をサボって車をぶっ壊す方が多い印象ですよね。頻繁に出ますもんね、この話題。
自分の周りにも多いです。車はガソリンだけ飲ませておけば走ると考えている方々が。
妻の実家のnoteがまさしくそれで、今では自分がオイル交換管理をすることを買って出ました
悲しすぎる。放置プレイ。オイルくらい、マメに替えてあげてほしい。
3000円をケチることでターボの交換10万円というのは切ないですよね
今日はオイル交換をしないが為にVVTがぶっ壊れたお客さんが来ました・・。