オルタネーターブラシ

走行不能になってしまうパーツ

オルタネーター

いわゆる発電機ですね。

昔の車は直流の発電機のダイナモをつかっていたんだけど、
今の車は交流の発電機のオルタネーターをつかっています。

昔の整備士なんかは今でもダイナモっていいますよね。
でもいま車についている発電機はオルタネーター。

バッテリーに電気を供給しているのがコイツの役割。
これが壊れると、チャージランプがついて、バッテリー上がりになって
走行不能になります。

だいたい壊れた時は、車のすべての警告灯がついてしまいます。
あとはバッテリーの容量だけしか走れない。

弟2号のFCがよくオルタネーターのベルトが切れて困ったから何度も経験済みです。

オルタネーターの故障として、
①ブラシの磨耗
②ベアリング破損
③ダイオード死亡

のこの3点が主な故障原因ですが、
避けて通れないのが

①のブラシの磨耗。これは走行距離によって削れて行くものなので
いつかは壊れます。目安は10万キロ前後。
10万キロ前後走っている車はそろそろオルタネーターブラシを交換しないとまずい!

と、言うわけでオルタネーターブラシの交換いってみましょう!

alternator-brush1
ネタのために、解体車からわざわざ外してきました。

このオルタネーターはまだ2万4千キロしか走っていないので
全然元気なんだけど、ブラシをばらしたいと思います。

ロータコイルに磁力発生用の電気を供給するためについているブラシとスリップリング。このブラシはスリップリングに接触している為、削れていきます。これが削れてしまうと、電気が発生しなくてバッテリー上がりになりますので、定期的に交換しないといけません。
ブラシ自体は1000円くらいの部品だと思ったので、そんなに高いもんじゃないけど
車種によってはオルタネーターが外しずらいので、工賃は割高です。

これはサンバーディアスについていたオルタネーターですが、
まず裏からばらしていきます

alternator-brush2
裏のアルミカバーのネジを3本緩めます。

alternator-brush3
ドライバーでも簡単に回ります。

裏のネジを取ったら、横にある端子のネジも少し緩めます

alternator-brush4
これを緩めないとカバーに引っかかる

alternator-brush5
カバーを外すと、見えてくるブラシ。
前方後円墳みたいな形の奴。

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このゴムカバーの下にブラシがあります

横のネジを2本緩めると外れます

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この2本ね。これを外すとブラシがアッセンブリーで外れます

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茶色いのがブラシ

alternator-brush9
上に伸びているのがブラシです。
車にも違ってくるけど、スバルのオルタネーターブラシはASSYで取れるみたいです。
そのほかは大抵ハンダゴテで止まっているんだけどね。
これなら簡単に交換できるでしょう!?

alternator-brush10
ブラシにはスプリングが付いていて、ローターに押し付けられる形になっています。
ブラシを押してみると

alternator-brush11
この通り。

こうやってドンドン短くなっていって、最後には削れ切ってしまい
発電できなくなってしまいます。
そうならないためにも
オルタネーターブラシは早めの交換をお勧めします

結構簡単でしょう?
もし自分でオルタネーターを外す技術があるのなら
ブラシ交換にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

多走行の車に乗っている人は、一度工場で取り替えてもらいましょう。
そうするとパタッと止まるトラブルから安心できます。

大体出先でパタッと止まっちゃうのは

このオルタネーターブラシと
燃料ポンプの死亡が多いですね。

この2つを改善しておけば長距離ドライブも怖くないですよ!

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