昨日、トヨタのハイブリッド車に乗っているお客さんから
「エンジンがかからなくなった。バッテリーが上がったみたい」
という連絡を受けました。まだ実は現地には飛んでいない時点でブログを書いています。このハイブリッドのおそらくは補機バッテリー上がりというのはわが社では初めてのケースになります。今まで先行している記事を読んでいると、プリウスの補機バッテリーは高くてよく上がることがあるという記事を見たことがありました。
情報を集めていると、プリウスの補機バッテリーは室内にあるので専用バッテリーだから高いというのが理由。
電圧は12V。イメージ的には初代ロードスターやR33のスカイラインと同じ。この2台はトランクにバッテリーが積んでありました。充電時に発生する水素ガスが普通のバッテリーだと車内に充満するので、専用のバッテリーじゃないと駄目だという意味合いだと思います。
今回お話しをしているトヨタのハイブリッド車はハリアーハイブリッドです。そういえばどっかに画像が・・。
去年僕はこの車両を車検整している。調べてみたらあった。さらにハリアーは補機バッテリーがエンジンルームにある。
普通っぽいバッテリーだ。60B24Lとかその辺のようだ。
実際に車両に行っていないのでなんともいえませんが。
とりあえず一通りのデータだけを抑えておく。補機バッテリーを上げてしまったら、初期設定がいろいろと必要らしい。
普通にパワーウインドウのオート機能とナビとオーディオ。ここまではOK。ですが他にもあるみたいだ。
ハリアーハイブリッドはパワーバックドアの設定とバックモニターの設定が必要になるみたい。
もしかしたら取り扱い説明書が車にない可能性もあるので、ネットで説明書を閲覧して該当ページだけ携帯のカメラで保存しておく。これで初期設定の方法もOKだ。
さして問題のある整備ではないけれど、情報を仕入れてい置くのと置かないのとじゃずいぶんと変わってくるので時間があるときはこうやって予習をしておく習慣が役に立ちます。
それでは明日ハリアーハイブリッドの補機バッテリーを交換してきまーす。
※この記事は昔に更新した日記です
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
ハリアーHV(MHU38)とクルーガーHVは通常バッテリーです。専用品ではありません。
さすが!お詳しいですね!汎用品の方が価格は抑えられて素敵です!
両方乗ってましたからね、仕事でですけど。