僕もFC3Sという二代目のRX-7に乗っていたことがあります。
乗っていたFC3Sは黒だったんですが、ワタナベの8スポークのホイールを履いていたりしてなかなかカッコよかったし気に入っていたんです。
整備のイロハをこのFC3Sで学んだといっても過言ではなかったですね。
一番最初に乗った車はFD3Sで、このFDを峠で潰してしまったので解体屋から8万円で買ってきたFC3S。ナイトスポーツのマフラーが付いていたりLSDも入っていたりしてお買い得だった。
ただ車検が付いていなかったので、自分で整備をして仮ナンバーをとってユーザー車検に持ち込んだわけです。そこでの結果はあえなく不合格。
当時は整備のことなんか全くわからないような状態だったからですね。検査員が教えてくれたのはナイトスポーツのマフラーは触媒が付いていないからダメだという点。
そしてウォーターポンプから水が漏れていたからダメだという2点でした。今思えば限定保安基準適合証を切ってもらえばよかったのに、
「じゃあ検査はやめます」
といって、検査印紙以外の印紙を全て返してもらったんですよ。僕がそんなこと言い出すと思わなかった陸自の職員は
「え?」
っていう感じでした。
自賠責を1ヶ月余計に加入して、言われたところを整備。このDIYで鍛えられた。ど素人がウォーターポンプの交換とマフラーの交換ですよ。しかもフロントパイプから。
いやー無茶苦茶でしたね。とりあえず買えるパーツはヤフオクで中古を買って、ウォーターポンプは近くのマツダで買った。その時に整備士に聞いたんですよ。ウォーターポンプの交換ってどうですかって。
そうしたら
「簡単ですよ。大丈夫」
なんていってくるもんだから頑張ってみたんです。そうしたらウォーターポンプのネジを締めすぎて折っちゃった。最悪でしょう?
親父に逆タップという技を教えてもらってなんとかネジを抜いてようやく交換。
FC3Sを買って間もなく前の会社に就職して、見習い整備士になったのです。
よく覚えているのが、就職して最初のゴールデンウィークに少しでも車に触っていたくて最初の給料でブレーキパッドを前後。エンジンオイル・ミッションオイル・デフオイル・クーラントを交換したんです。
そんな整備のイロハを教えてくれた車でしたね。
僕が一番好きだったFC3Sは竹ヤリ山路さんがRE雨宮の雨さんに作ってもらった風林火山FC3Sでした。
山路さんも素晴らしい人だったし、非常に思い入れのある車です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。