うちのお客さんが、車の鍵をなくしてしまった。ということで、製作の依頼を頼まれました。
マツダのボンゴ。仕事でもプライベートでも使っているのでとにかく早く作ってくれと。
鍵をなくした場合、どうやってつくるかっていうと、運転席のドアのキーシリンダーを外して鍵屋さんに持っていく。キーシリンダーに刻まれているキーナンバーから製作をする。
とにかく急いでいたので、キーシリンダーを外したらすぐに鍵屋に電話。
そうして、鍵屋につく頃には刻んでおいてもらおう作戦である。ボンゴにはドアロックがされていたが、そんなもの百戦錬磨の鍵開けMHOにかかればー。幸運なことに一発で開いた(笑)
さっさとキーシリンダーを奪還して鍵屋さんに行った。ここまではよかった。しかし、ボンゴは20万キロ近く乗っている車両。いやーな予感がした。
予感が的中。鍵屋さんですでに作ってあった鍵を、もっていったシリンダーで使ってみるとひっかかる。そう。シリンダーが減っている可能性がある。その場でなんども微調整をしてもらい、シリンダーがスムーズに回るようになってから、鍵屋を後にした。
現場について、僕はいの一番にイグニッションを回してみた。
そうしたら・・・予感的中。
まわらないのである。なんということだ。ドアのキーシリンダーは回るようになったが、
肝心のエンジンがかけられない。これじゃどうしようもない。ここで考えられる作戦は1つ。
しょうがないからエンジンのイグニッションキーシリンダーを外して持っていくか。ということだ。
しかしこれをすると、取り付けのネジを注文したりしないといけないし時間がかかる。
先ほどの鍵屋に電話したら出張で、修正に来てくれることになった。よかった。
熟練の人が出張できてくれて、その場で修正をかけてくれた。そうしたら全てのシリンダーがなんの抵抗もなく回るようになった。鍵をつくる技術ってすげぇなぁと改めて感動した。
まさかとは思ったけれど、さすが20万キロ車。鍵もシリンダーも減っていますというお話しでした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。