ヒーターホースからの水漏れ
クーラントって、ある程度の期間を経過してくるといろんなところから漏れてきます。
ラジエターからだったり、ウォーターポンプからだったり、ホースからだったり。
古い車に意外と多いのはヒーターホースからの水漏れですね。
ヒーターホースっていうのは、エンジンから室内のヒーターコアにつながるホースなんです。
エンジンルームにエンジンがある場合、エンジンルームの奥のバルクヘッドあたりですね。ここから水が漏れていれば基本的に交換すれば治るんですが、意外とやりにくい。
特に縦置きエンジンになるとスペースが少なくなってきますからね。
今の横置きエンジンもやりにくいけど。
もれもれです。
ホースから水漏れがおこるときは大体ホースが劣化してカチカチになっているケースです。
ゴムの弾力性がなくなって、隙間から漏れてくる。
ホースバンドなどで増し締めをしたくなりますが、ヒーターコアを損傷させかねないので素直に交換しましょう。
クーラントって、最近ではスーパークーラントになってほとんど交換しなくなりましたね。
昔は車検ごとに交換するのは当たり前だったんですけどね。
ヒーターホースも交換するとしたら全部交換しましょう。
漏れているところだけ交換すると、そこのホースはきちんと圧力を保持できるようになりますが、その圧力が他の劣化しているホースを痛めつけます。
なので他から漏れてくることがありますので、まとめて一気に交換するのがオススメです。
10年10万キロを経過したら一度冷却水のホースを交換するのが無用なトラブルを避ける方法ですね。
車によってはかなりの本数使っている場合もありますけどね。
通常の車ならそんなに本数使っているわけじゃないので。
一度まとめて交換してしまえば、その先10年また使えるということになりますから。
劣化したホースを手で触ってみるとバリバリしています。中身がバリバリ割れてるそんなイメージですね。
そんなホースは早急に交換しましょう。あっという間にやぶれて水漏れをおこしてしまいますから。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。