車って、新車で購入すると5年程度の保証期間が付いてきます。
オーディオやナビなどは1年なんですが、いわゆるミッションやらエンジンの何かが壊れたというときに、5年もしくは10万キロ以内なら保証を受けることができる。
僕も車屋さんに勤めていて、やはり新車で買った車での保証修理っていうのはたくさん見てきました。
特にその車種特有の故障があって、同じ場所が高い確率で壊れることがあります。そんなときディーラーに電話して保証修理を認めてもらうわけです。
ただ、注意しないといけないのは中古車です。中古車は保証期間であったとしても、その保証修理を受けられないことがあります。
名義が変わると保証は適用外になる
考えれば当たり前なのかもしれないんですが、1年落ちの車を中古車で購入したとします。1年落ちなので、あと4年は保証期間が残っているわけです。単純に計算すればですけど。
ただ、保証を受けられないこともあります。
それは保証継承をしていない場合です。中古車を購入したときって、名義が変わります。新車で買ったときにメンテナンスノートに記載されている名義人でなければ、保証修理が受けられないのです。
これはあまり知られていない事実ですが、もし保証期間が残っている新しい車を買った際にはディーラーで保証継承点検というものを受けないといけません。
保証継承点検を受けると、メーカー保証を継続して新しいオーナーにも適用してもらえるようになるのです。
これ、とても重要なことです。
メンテナンスノートをよく見ると、名義人が変わったときに記載する欄も載っているメーカーもありましたね。
まあ中古車で購入する際はその業者が、保証をディーラーに保証継承点検に出すのがほとんどだと思います。
ただ、万が一受けていない可能性もあるので、新しい車を中古車で買うときにはお店に聞いておきましょう。もし保証継承点検をしない場合には是非しておきましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。