マツダのボンゴブローニィです。
昭和60年式ガソリン車
エンジンはFE
型式 M-SREAV
お盆に使うということで、駆け込みでタイミングベルト交換の依頼がありました。
ボンゴのタイミングベルトは何度もやったことがあるので、要領は得ている。
とりあえずクーラントを抜きながら運転席を外してセンターコンソールを外す
こういうキャブオーバーは運転席を外して、センターコンソールを外す。
そして大体がラジエターを外してからタイミングベルト交換をする
続いてラジエターを外す。ラジエターを外さないと、作業スペースが上手く取れない。
この車はラジエターを外すとき、ラジエターのロアタンクについている水温センサを外してあげないとひっかかって抜けない。
ラジエター自体は10mmのネジで上から2本で止まっているだけ。
さきにファンとシュラウドを外してあげないとラジエターを抜くスペースが無い。
そうしたらクランクシャフトプーリーのネジを外す。
クランクシャフトプーリーはクランクのスプロケットに10mmのネジ6本で止められている。
続いて手で持っているファンのステーを外す。これを外すにはオルタネーターを最大限までよけておかないと
ネジが外せない
これでタイミングベルトカバーを外していく。上下2分割
ウォーターパイプなどは極力外さない。このくらい古い車になるとあっというまに
切れてしまうからだ
資料がまったくなくて、合わせ方がよくわからないけど、クランクのところにあるマークに
合わせてみたら合致するところがあったので、そこを1番圧縮上死点とする。
資料がない場合のタイミングベルト交換は、その張り具合をよく覚えておく
これで次はウォーターポンプとカム・クランクのオイルシールを交換する
ちなみにカムとクランクは同じオイルシールだそうです
めちゃくちゃみにくいけれど、Aという刻印がしてある矢印マークとカバーの突起を合わせる。
山と谷の中間みたいな場所で合わせにくい
張りを与え、テンショナーをロックしたら一応クランクを2回転まわす。
カムとクランクの合いマークがずれていない事を確認して元に戻していく
実に26年ぶりにタイミングベルトを交換したことになる。よく切れなかったものだ。亀裂は走っていた
ということで昭和60年式のボンゴブローニィのタイミングベルト交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。