この前新型になったアトレーが5ナンバーの乗用から4ナンバーの貨物へ変更になったと書きました。
それとは別件ですが、国土交通省が貨物運送事業での軽乗用車の使用を解禁すると発表しましした。パブリックコメントを実施して、10月に施行するということです。
今までは軽自動車で貨物輸送をするには4ナンバーの軽貨物でないと駄目でした。
それが5ナンバーの乗用車でも解禁になります。これがどのような影響がでるか？
一番最初の疑問点は、税制です。軽自動車税ですが、現行だと5ナンバーは10800円の軽自動車税が毎年かかります。年式などで違いはありますが、とりあえず新車で買った場合。
4ナンバーの貨物車は5000円です。
この自動車税についての差額がどうなのか？という点が疑問です。
今回5ナンバー車であっても、貨物輸送ができるとなりました。一応条件があります。
車の乗車定員は1人55kgと決まっています。ここも見直しが必要な時期だと思うんですが。
貨物運送事業に使用できる軽乗用車で積載できる貨物の重量は乗車定員人数1人分を55kgとし、乗車定員が4人でドライバーのみの場合、165kgの貨物を輸送できるようになります。
ちょうどいい例なので、新型アトレーで例えます。
新型のアトレーは4ナンバーの貨物車になっていて、350kgが最大積載量としています。
従来型のアトレーワゴンは5ナンバーサイズなので、165kgしか荷物が積めませんということです。
本来4ナンバー貨物のリヤシートはリクライニング機構が乗用車とは違っています。
これはやはり荷物を積むことを前提としているからです。
10月から5ナンバー車でも荷物を積めるようになれば、5ナンバーでも事業用貨物の申請が出来るようになるのではないかと思います。
事業用貨物というのは黒ナンバーの軽自動車です。
料金が発生する貨物輸送をする場合ですね。会社で配達に使うのは黄色ナンバーでもいいんです。個人事業主が、会社から依頼を受けてお金をもらって配達するのは事業用軽貨物じゃないと駄目なんです。
この辺りの車種が幅広く選べるようになるメリットはありますね。
多分税率は変わらずで、たくさん積みたいのなら4ナンバー車を買ってくださいね。という意味の解禁になるのではないかなと。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。