車のエンジンオイル交換でなやましいのは自分でするか？それともお店でするかという点です。
自分でDIYのオイル交換ができる人は、お店で交換する機会も少ないでしょう。僕自身もオイル交換は全てDIYで行っています。車の整備工場で働いていますけど自分でオイルを買って交換してます。
今乗っている車ならDIYで交換してもいいかなと。昔乗っていたステップワゴンに関しては、DIYよりお店でやったほうが良かったのかなって。
その違いなどを書いてみます。
目次
DIYでオイル交換するのなら、オイル量4リットル以下の車
ステップワゴンに乗っていたころ、オイル交換で頭をかかえていたのがオイルの量です。
RF3というK20Aが搭載されていたものに乗っていましたが、オイル交換のみで4リットル。オイルとフィルター交換で4.2リットルオイルを使います。
一般的に売っているエンジンオイルって4リットル缶が殆どです。中には5リットル缶なども存在します。それ以上になると20リットルのペール缶。
同じ銘柄で1リットル缶のラインナップがあるかというと、そうでもありません。
オイルフィルターを交換すると、4リットル缶では足りなくなってしまう。これを回避するためにどうしていたかというと、添加剤を買って一緒に入れていたりしました。添加剤の量が200mlあれば、量としてはぴったりになります。
オイルがわずかに足りない部分をオイル添加剤で補うなど。
さらにこのステップワゴンはオイルフィルターの交換が結構大変でした。右フロントタイヤを外せば簡単にアクセスできますが、ジャッキアップでの作業はオイルまみれにもなるし、作業的に大変。
こういった車はお店でオイル交換をしてもらうというのがいいのかなって。もちろん20Lのペール缶でオイルを買ってDIY交換もアリですけど。
オイル会員やオイルキープなどのサービスが充実してきている
街の整備工場やカーショップ、ディーラーなどほとんどの場所でオイル交換に特化したメニューが存在します。
オイルキープだったりオイル会員だったり。そのほとんどが、普通にオイル交換をするよりお得に交換ができるものです。
例えばオイルキープであれば、20Lで購入しておけばいつでも交換ができる。残量が減ってきますが、ほとんど無駄なくオイルを使い切れる。もちろんキープはお店でしてくれるので、車でお店に行くだけです。
オイル会員などは、オイルの量は関係なくて、オイル交換を回数でセット販売しているところが多いです。工賃がサービスになったりするので非常にお得。
たまにセールで1台1000円のオイル交換をやっているお店もありますが、ああいうのもとてもお得です。
オイルフィルターの交換が難しい車は古い車には多いです。今の車は簡単に交換ができる場所にフィルターが設置してあるのが殆どですけど。
こういう車はお店で交換するのも一つの選択肢になってきます。
オイルチェンジャーで上抜きできる車はDIY向き
DIYでオイル交換をするとき、オイルチェンジャーで上抜きできる車は便利です。
僕が乗っている車に関して言うと、上抜きのほうがより多くのオイルが抜けることは実証済み。試した方法は、オイルチェンジャーで抜けるだけオイルを吸い取った後にドレンボルトを外してみました。
その結果、ドレンボルトを外しても一滴たりともオイルが出てこなかったんです。こういう車は上抜きのほうがより多くのオイルが抜けるという事になります。
そういう車はオイルチェンジャーを買ってしまえば、ジャッキアップする必要がなくなります。オイルフィルターを交換する時だけ持ち上げる必要がありますけど。
ただし上抜きに不向きの車も存在します。こればっかりは試してみないとわかりません。家に複数台車がある人は、オイルチェンジャーを買ってみるのも一つの手です。
オイル交換が非常に簡単になります。
作業の手間やオイルの量などを天秤にかけて、自分でやるかお店でやるかを決めるのもいいと思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。