スカイラインの開発中止にみる、伝統ある車の名前を廃止する狙いとは?

スカイラインの開発が中止になったとニュースで流れました。

スカイラインといえば日産の看板的な車です。いわゆるフラグシップカーであった時期もあります。

そんなスカイラインの開発が中止になった。ということは、次期型のスカイラインは出ない可能性があるということでもあります。

現行型のスカイラインには400Rという非常にホットなグレードが存在します。

GT-Rと別々の道を進みながらも、車好きのためのホットなグレードです。

ここにきてスカイラインも盛り上がるのかと思っていた矢先の出来事です。

どうして日産はスカイラインの開発を中止したのか?

車の名前を受け継ぐと、戦略が難しくなる

例えばのはなし、時期スカイラインの開発がスタートしたとします。

でも、カーボンフリーな世の中なので、電気自動車になる予定です。

さあ、あなたはどう思いますか?おそらく既存のスカイラインユーザーにとっては

「そんなのスカイラインじゃない!」とアレルギー反応を起こす人がいると思います。それほどブランドイメージが強いという事でもあります。

では新型の電気自動車が出たとすればどうでしょう?

「あ、新型出たんだ!悪くないね!」

となるかもしれません。

つまり、その車種の名前を引き継ぐという事は、歴史もひっくるめて受け継がないといけないという事。スカイラインが電気自動車になるよりは、電気自動車で全く違う名前にしたほうが、売れる可能性がある。

これが1つ目の理由。

最も本当の理由は電気自動車やSUVに注力したいというところだそうです。

もしスカイラインがなくなるとしたら?

それでは、もしスカイラインがなくなるとしたらどう思いますか?

とうとうなくなっちゃうのか?日産しっかりしろよって。

だけど中途は半端な電気自動車としてスカイラインの名前を受け継いだら?こんなのスカイラインじゃなかったとなるかもしれません。

時代がカーボンフリーに進む中、ハイパワーのエンジン車ってリリースするタイミングとしてはギリギリです。

新型のZこそが最後のハイパワースポーツカーで純粋たるエンジン車になるかもしれない。

新型のスカイラインに新開発のエンジンを積むなんていう事は難しいですよね。だとしたら、中途半端なスカイラインが出るよりは400Rが出て幕を一旦降ろすというのは、ある種美学なのかもしれません。

サニーもなくなってしまった。

伝統あるモデルの車もどんどんと消えゆく中、それは新型に歴史ある名前を継承させるとマーケティングで逆に足を引っぱる可能性があるという事にもなるからですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする