3G83搭載のミニキャブ、プラグが溶損する原因は一体何か?

またもや遭遇です。

これは何かというと、スパークプラグです。

エンジンが調子悪いという事で預かってきたミニキャブ。

エンジンは3G83搭載車。

プラグの中身がなくなってしまってるのは、2番シリンダーです。

なんでこんなことが起きるのか?ちなみに、前回プラグを交換してから1万キロも走ってない様子です。

実は3G83搭載のミニキャブやタウンボックスではこの手の現象がたまに見受けられます。

これは三菱でも注意喚起をしておりまして、気をつけないといけない事例です。

こちらの車はイグニッションコイルも新品に交換されてます。

プラグが交換して1万キロに満たない時点で、このように溶損してしまってるわけですが、何が原因として考えられるのか?

一つ目はエンジンオイルのメンテナンスが悪い時。潤滑不良やれかオイルが燃焼室やプラグにデポジットとして付着しやすくなり、それが異常燃焼やノッキングなどにつながって電極が溶損するパターン。

そして、この特に溶けちゃうプラグですが、ZFR5F-11やZFR6F-11など、突き出しタイプです。

ちなみに、ZFR5F-11は今は使わないで欲しいとメーカーも注意喚起しています。ZFR6F-11を推奨しており、それは熱価が高いためプレイグニッションへの耐性があるためです。

とはいえ、今回はZFR6F-11をもってしても2番プラグがダメになってますが・・・。

そしてプラグギャップが適正でなかったり、脱着した際にプラグに汚れなどがついてる場合は取り除くこと。

最後にプラグをきちんとしたトルクで締め付けないと、放熱性が低下してしまい、プラグの温度上昇につながり溶損する原因になります。

燃焼室の中を覗いてみましたが、プラグの破片こそどこかへ入ってますが、ピストントップは相当カーボンデポジットで汚れてました。

大体がノッキングなどで溶けちゃうんですね。高負荷を与えてる運転をすることが多い時も早めにプラグを外して点検してください。

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