エンジン

3G83でエンジンかからない症状はクランク角センサの確率が増えてきた

三菱の1世代前の軽自動車エンジンといえば3G83です。

かなり長い期間作られてきたエンジンで、バランサシャフトまでついているエンジンです。

ここのところ増えてきた故障なので、注意喚起を含めて紹介します。

症状としては、エンジンがかからなくなるというものです。

この3G83エンジンは、キャブレターからインジェクションになり、最終的にはダイレクトイグニッション化されました。

どのようにエンジンがかからなくなるかというと、セルモーターは回るけど火が入らない。

こんな症状です。余談ですが、雪国でつかってると高確率でセルモーターもダメになります。

今回はセルモーターが回らないという前提で話を進めていきます。

整備を携わってる人なら、燃料ポンプかな?と疑ってしまうそんな症状です。

燃料ポンプの故障とすごく似ています。

ここで、ポンプだ!と結論づけて交換しても治りません。原因は他にあるからです。

ポンプ単体の試験をして、ポンプが駆動しているようならば原因は違います。

原因はクランク角センサの不良が増えてきたんです。

エンジンがかけられないので、故障を特定するにはオシロスコープで波形を見るしかないんです。

が、完全にセンサがダメになってればこのようにダイアグにログが残ってることが多いです。

もしU61,62系でエンジンがかからない場合、まずは診断機を当ててみてください。

もしP0335のコードが入っていれば、クランク角センサを単体検査してみることをお勧めします。

増えてきてるので、センサの寿命なのかな?

雪国ならセルも10万キロを超えたら交換しておくことをお勧めします。効果率で壊れますので。

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