多分もう少し先になると思いますが、トラブルが発生する事案なので注意喚起として記事にします。
すでにいすゞより注意喚起がなされていますが、新型になった23.0型のエルフ。この車のバッテリーケーブル脱着作業が発生した場合、手順があるので気をつけてください。
縦目になり、スタイリッシュになった新型エルフ。
バッテリー交換などが発生するのはまだまだ数年後だと思いますが、従来の手順で行うと問題が発生します。
というのも、この車は基本的には12Vバッテリーを直列に接続した24V電源で動作するトラックです。
が、一部電装品については12Vで電源を供給していて、12V電源と24V電源が混在する車両なんです。
そのため、バッテリーケーブルを脱着する際には注意しないと、電装品などが壊れてしまうんです。
バッテリーのカバーを開けてみると、手前側の左が24Vのアース端子になります。
そして右側の奥にあるマイナスが12Vのマイナス端子になります。
直列であって並列でも使っているとそんなイメージですね。
そのため、バッテリーケーブルの取り外しには手順があるんです。
バッテリーケースの横にあるヒューズボックスを開きます。
手前に3つならぶ60Aヒューズの一番奥がスローブローヒューズと呼ばれるヒューズです。
こちらを脱着しての作業になります。
まず前提として、脱着作業をするまえに、各スイッチをOFFにして、スタータースイッチをLOCK位置にして3分以上経過してから行うこと。
フローは以下の通りです。
バッテリーケーブル取り外し手順
1、スローブローヒューズを外す
2、12V型バッテリーマイナス端子を外す
3、24V側バッテリーマイナス端子を外す
取り付けは反対からになります
バッテリーケーブル取り付け手順
1、24V側バッテリーマイナス端子の取り付け
2、12V側バッテリーマイナス端子の取り付け
3、スローブローヒューズの取り付け
バッテリーケーブル脱着を伴う作業は12V、24Vともにマイナスを外すことが必要になります。
他のメーカーでも同様の手順になりつつありますが、トラックは12Vと24Vが混在する時代になったということを覚えておいてください。
HIOKI 日置電機 3244-60 ( テスター デジタルマルチメーター DMM ) カードハイテスタ 日本製 電圧 抵抗 導…
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。