電装系

C1249、ストップランプスイッチ系統の故障について

たまに遭遇する故障コード、C1249。

これはストップランプスイッチの異常を知らせる故障コードです。

こちらのプリウスも以前にC1249のストップランプスイッチ断線検出、というコードが残っていました。

ところが、現在ではこの故障コードは正常復帰しています。

ストップランプスイッチというのは、ブレーキペダルの奥についているスイッチです。

スバルでリコールにもなりました。

ブレーキペダルを踏み込むとスイッチがONになり、リヤのブレーキランプが点灯するといった仕組みになっています。

ペダルで機械的にスイッチをON、OFFしているものですね。

AT車だと、このスイッチが壊れているとシフトロックが解除できなくなることもあります。ATのシフトって、ブレーキを踏んでレバーを操作しますから。連動しています。

問題は過去故障としてログが残っていて、現在は正常復帰しているというケース。

この場合もちろんスイッチ内部の接点が切れかかっているということもありえます。そのため、スイッチの交換順位は上の方にきます。

スイッチは、4極のスイッチと2極のスイッチの2種類が使われています。4極はクルーズコントロール付きのグレード。

点検は端子1-2間の導通をチェック。2極のスイッチならスイッチを押した時に10kΩ以上。スイッチを離した時に1Ω未満が正常値。

が、他にもこのC1249が出力される場合があるので注意が必要。

それはストップランプコントロールリレーの不良。

そしてもう一つは、単純にブレーキ球の問題。

ブレーキランプって、W数が決まっています。代表的なのが12V21/5Wなど。これを12V23/8Wなどに変更するとします。

すると、正常な値よりも合成抵抗が増加するので、異常と判定することがあります。その他にも今流行りのLEDバルブに変えたりすると、同様に不具合が発生する車種があります。

具体的にはブレーキオーバーライドやクルーズコントロールが正常に機能しなくなる、といった不具合につながります。

C1249がログで残っていた時、現在故障として、故障コードを消去しても消えない場合や、ブレーキランプが点灯しない場合・消灯しない場合などを除き、ストップランプスイッチ以外の点検もやった方がいいので気をつけてください。

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