中古車というと当たり外れが大きい、保証がないものが多い。実はお店にボラれている?前に使っていた人がどんな人なのか気になる・・・まさか、事故車?
買うときに新車と違って、いろんなことが頭をよぎります。僕は、いまだ新車というものを買ったことがなく、中古車を乗り継いでいます。
中古車のデメリットはどちらかというとネガティブな思考からくるものである!というのが僕の考え方です。中古車には中古車なりのメリットがあります。
それは何といっても価格が安いということ。登録済みの新古車も中古車扱いになります。新古車は走行距離が100kmにも満たないほとんど新車みたいなものです。ただ登録されているということで新車よりぐっと安いのでお買い得です。
中古車情報を見ていると、輸入車も相当安くてお買い得。ですがあえて国産車で、この車はいいねぇと思ったものを紹介します。
コンパクトカー部門で中古車を見ていくと、圧倒的にコスパが高いのがアクアです。中古車の相場は平均で100万円前後です。
試しに総支払金額で100万円以内のものを検索すると、なんと事故歴なしで走行距離1万キロに満たない物件も多数でてきます。
アクアって、べらぼうに燃費が良いです。荒っぽく乗ったとしてもリッター20km付近をキープします。
100万円しないで走行1万キロ未満のアクアをゲットできれば、軽く向こう10年間20万キロはのれてしまいます。これほどコストパフォーマンスの高い乗り物はないかもしれない。減価償却で考えても、距離を乗る人にはお勧め。
アクアはアフターパーツも豊富で、ちょっといじって楽しむというやり方もできます。
スポーツカーを選ぶのなら86がお勧めですね。今もバリバリ作られている車ですし、年々よくなってきています。
最低ラインは90万円くらいから出てきます。さすがに一番安い価格帯でチョイスすると10万キロを超えている個体がぞろぞろ出てきます。
でも86はこの前大規模なリコールを実施しています。バルブスプリングの交換をされているので、リコール済みの車であればその時にエンジンのオイル漏れ修理はほとんどされている。
リコールではエンジンを下ろしてヘッドを分解するので、チェーンカバーなどもちゃんとシーリングされなおしています。エンジンはタイミングチェーンなので、耐久性は普通にオイル管理されていればまだまだこれから。
スポーツカーを入門的に乗りたいということであれば、アフターパーツが豊富な現役スポーツカーである86をプッシュ。
FRスポーツを楽しむのなら絶品です。
最後に紹介するのがアウトランダーのPHEV。この車は価格云々というよりも中身です。PEHVをこの時代にリリースしておいた三菱はすごい。
できればこのシステムをこの時期からどんどんと展開していってほしかった。アウトランダーPHEVのいいところって、災害時に発電所として機能する点です。これはPHEVに限らずですが。
ハイブリッドやEVには電源を取れるようになっていて、最大で1500Wほどの家電を使えるものがあるのです。リーフも当然ですが、もし災害が起きて電気が止まってしまったらリーフの場合は困ってしまう。
充電ができるところまで移動して電気を蓄えて戻ってくる。こんなことができるかというと疑問です。ですがプラグインハイブリッドはガソリンでエンジンをかければ、その間給電することが可能。
SUVでこれほど性能が高いPHEVは今のところアウトランダーPHEVだけです。RAV4がこれから追従してくると思いますが、まだまだ高い。
アウトランダーPHEVの中古であれば、これまた100万前後から買えます。僕が住んでいる地域は台風19号で甚大な被害を受けました。
そんなときアウトランダーPHEVがあったらどれだけ便利だったかな・・・。と思います。
以上、僕がお勧めする中古車3台でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。