現在僕が乗っている車は、エンジンオイルの消費が結構激しい車です。具体的にどのくらい消費するのかというと、1000km走行時点でオイルレベルゲージの半分くらい減ってしまうほど。
軽ターボのオイル交換はシビアコンディションだと2500kmです。2500km走行時点だとオイルが空っぽになってしまうほどです。
つまりオイルを補充しながら使わないと、次回のオイル交換までもたない車です。
指定されているエンジンオイルは5W-30です。
目次
指定オイルよりも高粘度オイルを入れるとオイル消費はどう変化する?
指定されているエンジンオイルの粘度は5W-30です。
僕がこの前に入れたエンジンオイルの粘度は今どき珍しい15W-50です。10年以上前のチューニングカーなどが入れていた硬いエンジンオイルです。
エンジンオイルの消費が粘度を変えることで、どのように変化するかを観察しています。
指定オイルよりも柔らかいオイルをいれたほうがいいのか?
それとも固い粘度のオイルを入れたほうがいいのか?
とある有名な整備士さんは、柔らかいオイルのほうが、バルブステムから吸い込まれなくて流れ落ちるから、オイル消費が少なくなる。という意見もあります。
これは主に欧州車をメインに取り扱ってる整備士さんの話です。
国産車の軽ターボはどうなのか?自分の目で確かめています。
オイル交換後、走行2000km時点でのオイル消費量は?
オイル交換をしてから2000kmを経過しました。どの程度オイルが減っているかを確認してみます。あと500km走行で、シビアコンディションのオイル交換時期に達します。
ちなみに走行距離は118000kmオーバーです。悪名高い初期型KFエンジンです。オイル消費が激しいことで有名です。
どうでしょうか?さすがにFULLよりは若干下がってきたのがわかります。
ですが、まだ8割以上のオイル量をキープしているのがわかります。
ダイハツのKFターボについては、指定粘度よりも固いエンジンオイルを入れたほうが、オイル消費が減るという事がわかりました。
このままだと2500km走行時点でもLOWレベルを下回ることはないと思います。
オイル消費が激しいKFエンジンは固いオイルを入れるのが正解になります。
しかし、いたずらに固い粘度のオイルをいれてもいいのかというと、そうとも言い切れません。一番心配なのは冬です。
今は真夏だからこれだけの高粘度オイルを使っても、低温流動性にあまり問題は感じません。もし真冬に15W-50という粘度のオイルを入れたら、油圧の立ち上がり方が全く変わるため、エンジンにそれなりの負担が生じるかもしれません。
冬場に粘度アップを狙うのであれば10W-50とかそういう粘度のものの方がいいと思います。
オイル消費の内容にもよるところがある
オイル消費を考えると、オイル上がりとオイル下がりがあります。
僕が乗ってる車は、ヘッドカバーを開けてみましたがそれほどスラッジも堆積していません。おそらくオイル下がりではなくてオイル上がりのほうが強いのではないかなと。
KFターボのオイル上がりについては、高粘度オイルを入れることで緩和できるということです。これが、オイル下がりが原因だったとしたら、ここまでオイル消費が減らないかもしれません。
もう時期オイル交換の時期になるので、その時は5W-30に戻すつもりです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。