YouTubeの動画で大好評をいただいた180SX再生計画。この週末にまた出張で若干の整備をしてきました。
タイトルの通り、9年間不動だった車のエンジンオイルを交換してきたのです。動画ではクランキング前にオイルを交換しているだろうなどといったコメントをもらったりもしてましたが、何もしてなかったのです。
そんなわけで、180SXのオイル交換を久しぶりにやってきたのでお伝えします。
日産のSRエンジンなので、フロント右をジャッキアップします。
下回りはご覧の通り。一応納屋のような場所に保管されてるので、ほとんど錆がありません。ボディは極上!
若干ですがパワステからオイル漏れを起こしてるっぽいです。
ラックと高圧ホースとかそのあたりかな。パワステのタンクにはきちんと規定量はいってた。
日産のドレンボルトは14mmです。この車のオイル交換を僕がするのは一体何年ぶりなんだろうか?っていうか一回もやったことがないかもしれない。
オイル関係は兄が自分で管理して行ってましたね。
しかもマグネットドレンボルトを装着している・・。
古いオイルを排出しています。
そしてこちらが実に9年間180SXのオイルパンに入っていたオイルです。
おそらくごく若干の潤滑能力くらいしかなかったと思う。オイルは一度熱を加えると劣化が始まりますから。
オイル管理はものすごくシビアに行っていただろうけれど、これだけ黒い。これは時間軸で劣化している証拠でもありますね。
いつも3000km前に交換されていた車ですからね。
そういえば足回りがHKSのハイパーダンパーからNISMOに変わっていた。ちょうどこの日本人にがいたので、やはり最終的にはNISMOの純正形状に変更していたらしい。
そういえばタイヤの空気が少ない割にはジャッキが入りやすかった。
スラッジがたまっていますね。
どれだけ走っていないとしても、エンジンを本格的に回す前には交換しないとダメですね。ドライスタートなんてもんじゃないくらいのドライスタートだ。
しかし、今回180SXに入れるオイルはこちら。
昔もらったオイルでずっと車庫で保管していたものです。ちゃんと密封していたので、性能は劣化していないだろうと思う。
とりあえず今回はフラッシングも兼ねてのオイル交換です。
オイルを注ぎます。SRは意外とオイル量が少ないんですよね。
オイル交換だけならちゃんと抜かないと3リットルくらいしか入らない。
実際3リットルも入らないで満タン近くまで入りました。この車はオイルクーラーも付いているので、オイル量はもうちょっと多いかな。
オイルクーラーが付いてる車は全量交換が難しいので、やはりこういう場合はフラッシングを目的に交換でいいと思う。
この車にはHKSの追加メーターが3つついています。
水温・油温・油圧です。
油圧は最初高かったけど、エンジンをかけ続けていくと落ち着いて油温も70度ちょっとでキープしていました。
アイドリングで3月。エンジンルームを開けっ放しだとこんなものなのかな。まあちゃんとオイルとしては機能してくれているのでよかったです。
これからちょくちょくと顔を出して続きのメンテナンスをやっていこうと思っています。次にやることも決めてあるんですよね〜。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。