随分変わったなと思うこの10年ちょっとの整備業界

僕が自動車整備の業界に入ったのは平成14年4月1日でした。新しい会社だし、4月1日は月曜日だったんですよね。

うわー5日間フルに働かないと週末がこないじゃんってそういうところだけはよく覚えています。

それから15年ほど自動車整備の世界で働いてきましたが、随分変わったなって思う。

まずは技術的な面。もう進化が目覚ましすぎますよね。僕が入った頃はキャブレターもあったし、ポイントもあった。チョークが付いている車を引き上げていく時って緊張した。

それがもうほとんどなくなってしまった。そしてハイブリッドやら電気自動車やらが出てきた。大半の整備士は直せないですよね。僕の知り合いを含め同僚など、ハイブリッドで故障ってなるとすぐに白旗をあげてしまう。

そんな時代になってしまってきた。

そしてお客さんの質が大きく変わりました。これは整備業界が変わった業界だったという点が大きいですからね。

昔の整備士ってどこかヤンチャで不良じみた先輩が非常に多かった。もう僕の周りを含め茶髪は完全禁止です。見た目から身だしなみをきちんとしていないと相手をしてもらえません。

なので、やんちゃな先輩方は苦労してますね。お客様満足度から始まって、すぐにSNSな世界になりましたから。

新人整備士もやはりふた通りいて、やんちゃな奴もいればオタクっぽい奴もいる。歳を重ねると彼らは交わるように近づいていくんですけどね、

結構ショックなのが、現役で整備をしている人間に辞めたいと言っている人が多い。さらにはやめちゃった人も多いということ。

これは時代が変わったことで、自分に迷いが生じてきてしまうんでしょうね。

僕ももうじきアラフォーの仲間入りを果たすんですけど、今39歳です。たしかにメンタルの面で30後半くらいからやばいですよね。

自分の芯を持っていないと時代に飲み込まれてしまう。特に整備という仕事は自分が技術を習得しきったと言えることは永遠にないわけですから。

電気自動車やらハイブリッドやら、そのあとはなんだ?とにかくダーウィンの進化論ですよ。強いものが勝つわけではない。変化に柔軟に対応できるものが生き残る。

他の業界も似たようなところがありますけどね。

この前高校時代の友達と数年ぶりにラインで再開したんですけど、高校時代の自分は今の自分を見てどう思うかな?

きっと小汚いおっさんだなーって思っちゃうんだろうな(笑

さて、タイヤ交換を今日も頑張りまっせ

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コメント

  1. masa より:

    自動車修理の免許とるのに勤めた工場の工場長は、いつも整備士なんて所詮は油虫なんだよな!
    って言われていた。それから10年経ったあと喫茶店にて偶然遭遇!その時その工場長は整備士やめてペンキ屋になっていた。
    ☆☆さん油虫もちゃんと努力して力つければ、ブランドの服着てビジネスクラスで毎年2.3回海外にいけますよ!何も努力せずにダラダラしてるからそんな汚い格好したペンキ屋なんですよね?
    んーこの時ほんとひたすら努力して結果出せていたこと嬉しかったことはないなー

  2. MHO より:

    整備士も俗に言う3Kの部類に入りますよね。技術を買ってもらってうまく独立を果たせばかなり稼げる世界だとも思います。僕はだめですけど(笑)