今ちょっと興味があるのが、お客さんが代替をしようとしている車。
走行10万キロで、タイミングベルト一式とドライブシャフトブーツやらロアアームのボールジョンとブーツなどが破けているということで、代替を検討しているとのこと。
もし僕が、条件に折り合いがついて購入したらいろいろと整備をしたいと思います。
10万キロ超えの中古車を買ったら、どうするか?
まずは交換するのが、エンジンオイル、オイルエレメント、ミッションオイル、デフオイルクーラント、ブレーキオイル。パワステは電動であればいいけれど、油圧であればパワステオイルも交換します。油脂を全て交換するということですね。
そして、10万キロならではでタイミングベルト、テンショナー、アイドラー、クランクとカムのオイルシール、ウォーターポンプ。クランクシャフトプーリーにトーショナルダンパーを兼ね備えているタイプにはクランクプーリーも交換する。
それと、ヘッドカバーパッキン、プラグもイリジウムタイプに交換。
あとはラジエターホースとヒーターホース。そして燃料フィルター。
最後はブレーキ関係。とりあえずはブレーキオイルを交換すれば、あとは劣化してきたら
それぞれ交換。ホースだけは亀裂をきちんとチェックしないといけない。
ここまで交換すれば、車両はほぼ0にリセットされた状態になります。
あとは不具合が起こってきたら順番に交換しておけば20万キロくらいは軽く使えると思います。問題はボディーの錆などですね。あまり錆びていない車両を選んで買って、ノックスドールによる防錆をすれば完璧でしょう。
10万キロ超えの中古車はこれから増えてくると思います。でもきちんと整備をすれば、
もっともっと長く使えるので大丈夫。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。