ハンターカブ CT125

10W-30の鉱物油よりも0W-30の化学合成油の方が高温にも強い?オイル粘度とベースの関係

これは4サイクルオイルの話になりますが、バイクでの話です。ただし4サイクルエンジンオイルなので、車にも当てはまるかもしれません。

先日、オイルを悩みに悩んだ末買いました。

新車で買ったハンターカブに、どのオイルを入れ続けようか?

最終的に選んだのがホンダ純正のG4という化学合成油の0W-30。ハンターカブの新車時に充填されているオイルはG1の鉱物油。10W-30です。

この前初めてオイル交換をしましたが、G2の10W-40というオイルを入れました。

季節が冬になるにつれ、オイルの粘度を10番あげた為、ギヤの入りが若干硬くなったかなというのが印象です。

実は他にもオイルを買ってあって、G2の10W-30とG3の10W-30が買ってあります。それぞれ1リットル缶です。

そして、ペイペイのファイナルボーナスデーに20LのG4を買いました。

オイルは20リットルで22000円ほどしましたが、ペイペイボーナスで4000円弱がバックしてきました。実質18000円。1リッター換算で900円という安さでG4をゲットできたわけです。

10W-30の鉱物油より0W-30の化学合成油のほうが熱に強い!

僕が悩んでいたのは粘度です。G4はいいオイルだけど0W-30という低粘度です。ハンターカブの指定粘度は10W-30となっています。低粘度の粘度指数が低い為、高温域でもカバーできる粘度自体が下がると思っていました。

実際に車のオイルの説明を見ると低粘度側の粘度指数が低い場合、高温域の粘度指数が下がるように図で記載があります。

5W-30と0W-30があるとすると、低粘度は当然0W-30のほうが流動性がいいけど、高温域は5W-30のほうが優れている。

だけどホンダの説明を見るとそれは当てはまらないことが分かります。

図を見るとオイルの温度が100度ちょっと前くらいから、0W-30のG4のほうが粘度が高くキープされているのが分かります。

これを考えると、10W-30のG1より0W-30のG4のほうが常用温度域では低温から高温すべて優れていることになります。

ベースオイルが性能を左右している

ホンダのバイク用オイルって、G1、G2、G3、G4とあり、数字が大きくなる方が高性能になります。ハンターカブの125ccはG1が推奨されています。

それ以上のオイルだとオーバースペックであるということなんでしょう。ですが、20Lのまとめ買いをしたことによって、G1と同じくらいの価格でG4をゲットできました。

懸念されていた高温域のオイル粘度も実はG4のほうが優れていた。

これはベースオイルが鉱物油のG1に対して、G4は化学合成油なので分子レベルの話をしていると安定しているということも挙げられると思います。

車にも当てはまると言えますが、ベースオイルが鉱物油又は部分合成油の場合、それよりも低粘度オイルを入れたとしても、高温の粘度指数が同じであれば悪影響はほぼないということ。

バイクの場合、オイルで実用燃費が8%位変わってくるので、オイルは低粘度のほうがいいです。

というわけで、買い置きしてあるオイルを使い切ったらG4を入れていくつもりです。ハンターカブにG4。

Amazonでリッター2000円ですが、リッター1000円以下で買うことができたのでうれしいです。使い切るには何年かかることかな。

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