ここの所、エンジンオイルがずいぶんと変わってきています。
一番変わったのは日産のデイズ・三菱のEKから。
こちらが実際のエンジンですが、デイズとEKに新車充填されたオイルはなんと0W-8という超低粘度タイプを使っています。
今までの一番柔らかいオイルってそれでも0W-16だっただけに、一気に粘度が下がりました。
ここまでエンジンオイルが低粘度化するとは思いませんでした。
デイズ・EKだけではなくて、トヨタのヤリスハイブリッドに搭載されるエンジンも同じです。超低粘度の0W-8を新車充填しています。
もし、燃費などをきちんと追究したいという事であれば、同じ粘度のオイルをいれるのがベストです。
そうなってくると、アフターパーツのオイルで同じグレード、粘度のものを選ばないといけないのですが、こと0W-8という超低粘度オイルに限って言えば、迷ったら純正をお勧めします。
そもそも0W-8という超低粘度オイルは、現在種類が極めて少ないと言えます。
石油ブランドのENEOSや名門のモチュールからは出ていますが、他のメーカーはあまりみかけません。
もし、仮に変なオイルを入れてしまったら、これだけのオイルクリアランスのエンジンとしては、不具合が出やすいと思います。
もし、超低粘度オイルを採用している車に、社外オイルを入れたい場合は粘度アップして0W-16を入れるのがいいのではないかなと。
0W-8の車はほぼ0W-16のオイルを入れることも可能としています。
熟成されてきた0W-16の方が安心感があります。
0W-8という超低粘度オイルを使って、燃費を追求したいというのであれば、オイル選びに迷ったら純正を入れる事。
それが安全でベストだと思います。こだわりがなければ0W-16の粘度でいいかなと。
純正エンジンオイルも相当複雑化してきているという事ですね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。