先月のことですが、エンジンオイルを交換しました。
今までは0W-8という、トヨタの超低粘度純正オイルを使っていたんです。1年半入れ続けてきて、データも取れたので0W-20のオイルにしたんです。
そして、0W-20を入れてから何度か燃費計測をしましたが、やっぱり目に見えて大幅な変化はしていませんね。
厳密にいうと、変化はあるんでしょうけど、おそらく乗り方のほうが重要で、それ以上にもそれ以下にもなってしまう。
その為オイルだけを比較しての燃費計測はなかなか難しいです。
そうなってくると、超低粘度オイルの旨みがあまりなくなってきます。
やっぱり粘度が低くなればなるほど油膜が不安です。真夏の過酷な使いかたをしたときに、0W-8と0W-20では大きく違います。
0Wは同じでも、高温域が違いますので。
ずっと昔にも書いたことがあるんですけど。全く同じ新車を数台買ってきて、最初に圧縮を計測する。
その後1号車は0W-8を。2号車は0W-20を。3号車は5W-30を入れ続けて、10万キロまで走った時点でどの程度圧縮に変化が出るか?
こういう実験でもしない限りは、エンジン内部の摩耗度は測れないです。
普段使いをしているのなら、そこまで問題はないので。
ではオイルの粘度はどうするべきなのか?というと、ワイドレンジであるのが一番いいんじゃないかなと。
もちろん使用可能粘度であることが大前提です。
一概に粘度だけではなくベースオイルのグレードや、全合成油なのか、100%化学合成油なのか、部分合成油なのか、鉱物油なのか?
この中で一番いいのは100%化学合成油ですけどね。
いろいろと考えた末に、今後はやっぱり0W-20くらいの粘度で通年使っていこうかなって思ってます。
残っている超低粘度オイルは多分あと1回分くらいは交換できるので、真冬に入れておしまいとするかな。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。